アフメト・チュルクら、イムラル島でオジャランと面会
2013年01月03日付 Milliyet 紙

民主社会会議(DTK)の議長でありマルディン県選出無所属国会議員であるアフメト・チュルク氏と、平和民主党(BDP)バトマン県選出議員アイラ・アカト・アタ氏が、今日イムラル島(の刑務所)でアブドゥッラー・オジャランと面会し、島から戻ったことが明らかになった。BDPは、チュルク、アカト両氏と面会した後に、オジャランとの会見について記者会見をするかしないかを決定するという。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相がイムラル島でオジャランとの(各種の)面会が続いていることを明らかにした後、BDPによるイムラル島訪問の行方が注目されていたが、それが今日実現した。昨日アンカラからイスタンブルへ移動したDTK議長でマルディン市県選出国会議員のチュルク氏と、弁護士でありBDPのバトマン県選出国会議員アイラ・アカト氏が、今日イスタンブルからイムラル島へ移動し、オジャランと面会し島から戻ってきたことがわかった。今日一日つづいたこの出来事について、BDP関係者からの説明は全く行われていないが、(BDP首脳が)島から戻ったトゥルク、アカット両氏と会い、オジャランとの面会について発表を行うか否かが決定されると伝えられた。BDPとPKKのヨーロッパ責任者は、首相による(オジャランを通じて折衝の)発表の後、自分らは、イムラルから届く指令や決定に従うと述べていた。

■20年ぶりの再会

オジャランは、20年の歳月を経て、チュルク氏と今回イムラル島で再会した。チュルク氏は、DEP(民主主義党、現BDPにつながる当時クルド系政党)党首であった1993年6月8日に、レバノンのバレリヤス村でオジャランと会談した。PKKが停戦を発表したこの会談では、オジャランは、トゥルク・DEP党首(当時)、イラク・クルディスタン愛国連合リーダーのジェラール・タラバーニ[注:現イラク・大統領]、ケマル・ブルカイ・クルディスタン社会党党書記長[注:現トルコの国会議員]と共に写真に納まっていた。

■BDPオンデル議員からのオジャラン面会情報

DTK共同議長で、マルディン県選出無所属国会議員チュルク氏がオジャランとイムラル島で面会したことについて言及したBDPイスタンブル議員であるスッル・スュレイヤ・オンデルは、「報道されているとおりだ。どれくらい続くのかは知らない」と語った。オジャランとのイムラル島会談の後に、チュルク氏が弁護士たちとタクスィムにあるホテルに入ったとの情報をうけ、報道関係者は夕方以降にそのホテルの前で待ち始めた。報道関係者はホテルの前に通りがかったBDPのオンデル・イスタンブル県選出議員へマイクを伸ばした。初めは報道関係者からの質問に対して回答しようとしなかったオンデル氏は、報道関係者が「面会の内容」に関して執拗に質問すると、「本当に知らない」と回答した。オンデル氏は「皆さん、ここにいても無駄ですよ。彼ら(チュルクら)はアンカラにいますよ」と述べた。新聞記者の「面会は前向きなものでしたか?どれくらいの時間行われたのか」という質問に対して「報道されているとおりだ、どれくらいの時間かは知らない」と述べた。新聞記者の「いつ詳細を表明するのか」という問いに、オンデル氏は「火曜日に(BDPの)会派会議が行われると思う」と述べた。オンデル氏はこれ以上の質問に対しては答えずにホテルの前を後にした。

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( 翻訳者:櫻川知子 )
( 記事ID:28766 )