クルド問題解決に向けて最も重要なステップの一つが昨日踏み出された。平和民主党(BDP)議員のアイラ・アカト・アタとアフメト・チュルクは、イムラル島へ出向いた。オジャランとの会談で最も重要な点は、「停戦に向け、世論の期待以上に迅速な結果がでる可能性がある」との印象を残したことである。
BDP議員のアイラ・アカト・アタとアフメト・チュルク民主社会会議(DTK)議長は昨日の朝、アタキョイ・マリナから出発した一隻の沿岸航行船で、アブドゥッラー・オジャランと面会するためイムラル島へ向け出発した。船にはチュルク議長とアタ議員の他、政府を代表した人がもう一人の人物いた。アブドゥッラー・オジャランが両名に会ったときの第一声は「平和のため失う時間はもうない」であった。
■4時間の面会
会談は4時間近く続いた。一行は15時30分にイスタンブルへ戻った。その後BDP共同代表のギュルタン・クシャナク、チュルク議長、アタ議員、スッル・スュレヤ・オンデル、セバハト・トュンジェルが会談を検討するために集まった。イムラル島における会談の最も重要・重大な点は次のとおりである。
■日程に忠実なプロセス
プロセスは日程と相互の状況に応じて続行する。(今回)日程を公表したことは以前にイムラルで行われた会談と今回との違いである。
■指標は憲法
新憲法と司法改革法案はクルド問題の解決を実現する中心的な指標となる。
■会談は続いていく
イムラル島での会談に行く2名は、国が決めた。イムラルでの会談が、様々な交渉メンバーによって継続されることが合意された。
■健康状態はいい
健康状態が極めて良好なオジャランは、「民主主義的勢力が責任と分別のある行動をとったこと」に満足していると口にした。
■結果はすぐに現れる
停戦に向け、世論の期待以上に迅速な結果がでる可能性があるとの印象を残した。会談の詳細は、次の月曜日に行われるBDPグループの会派集会で検討された後、世論に公表される。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:28778 )