「傷をいやす時」―イムラル島オジャランと面会のチュルク議員
2013年01月04日付 Radikal 紙
アフメト・チュルク民主社会会議(DTK)議長は「出血している傷がある。この傷口を開くのではなく、皆が軟膏を塗るべきである」と述べた。
昨日、イムラル島でアブドゥッラー・オジャランと面会したマルディン県選出の国会議員、アフメト・チュルクDTK議長が、細心の注意を要する時期を過ごしているとし、「問題を大きくする必要はないが、出血している傷がある。この傷口を開くのではなく、出血させるのではなく、皆が軟膏を塗るべきである」と述べた。
昨日、チュルクDTK議長は、アイラ・アカト平和民主党(BDP)バトマン県選出国会議員と共に、イムラル島にいるアブドゥッラー・オジャランと面会し、今朝、ディヤルバクルを訪れた。同議長は、ディヤルバクルでセラハッティン・デミルタシュBDP議長とオジャラン訪問に関する会談を行い、その晩、飛行機でアンカラへ向かった。
チュルクDTK議長は、ディヤルバクル空港で飛行機に搭乗する前、新聞記者らに短い会見を行った。「我々が初めから述べてきたこのプロセスが平和に結びつけられる点で誰がいかなる参加をしようと、本当に満足のいくことだ。これを一層誇張する必要はない。しかし、出血している傷があり、この傷口を開くのでも、出血させるのでもなく、皆で軟膏を塗るべきである。同時に、メディアに対して述べているように、私たちは細心の注意を要する時期を過ごしている。うまくいくことを願っている」と述べた。
チュルクDTK議長は、イムラル島での面会を継続するのか、しないのかという記者らの質問を受けて、「この件について説明はしたくない」と述べ、オジャランとの面会に関する説明がなされるか否かという質問に対しては、「然るべき時が来たら、面会に関する説明を行うだろう」と答えた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:28779 )