保健省、医科学大学に通う学生の行動規範の詳細を発表:ネクタイの着用は禁止
2013年01月01日付 Mardomsalari 紙
保健医学教育省の大学生・文化問題担当次官は、各大学に医科大学生の行動および服装に関するマニュアルが通達されたことを明かした上で、教育現場における大学生の全般的義務や大学生としての服装のあり方、各大学生の行動についての内申書の発行などについて説明を行った。
モハンマド・ホセイン・アーヤティー次官はイラン学生通信とのインタビューの中で、医科大学に通う学生の行動・服装マニュアルが各大学に通達されたと指摘した上で、「このマニュアルは保健省の大学生問題・教育問題を担当する局の協力によって編纂され、通達されたものである」と述べた。
同氏は、各医科大学にはこのマニュアルを実行に移す義務があると指摘した上で、「マニュアルには、・若者たちの間で健全な関係を保つための適切な方法、・低俗な服装や化粧を一掃することの重要性、・西洋の反道徳的で堕落した文化がもたらす否定的な影響に関する研究〔‥‥〕などが紹介されている」と述べた。
同氏はさらに、「ヘジャーブ文化を普及させ、学生に患者の権利を守らせることを目的として、付属病院への監督を強化すること〔‥‥〕なども、各大学が実施すべき義務に含まれている」と続けた。
アーヤティー次官は教育現場における学生たちの義務について、「学生たちは授業の際、いかなる問題も起こしてはならない。例えば、学生は教授の後に教室に入室してはならず、飲食をすることや大きな声で話すこと、笑い声を発すること、雑音を生じさせること、携帯電話その他のAV機器を使用することも控えなければならない」と述べた。
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同次官は教育・研究現場での女子学生の服装規範について、「〔体を覆う〕マントやズボン、マグナエ、靴、鞄、靴下などはシンプルなもの、過激なファッションから距離を置いたものでなければならない。また、体に密着したり、極端にだぶだぶしたマントや、短すぎたり長すぎたりするようなマントを着用することは認められない」と述べ、さらに意図的に破れた箇所やつぎはぎのあるような服装を着用することも禁じられていると指摘した上で、「靴はシンプルかつ清潔なものでなければならず、通常の高さのかかとの靴を履かねばならない。〔歩く際に〕うるさい音を発するような靴であってはならない」と語った。
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アーヤティー次官は教育・研究現場における男子学生の服装規範について、「服装はきちんとしたものでなければならず、また学生として相応しい、イスラーム文化に則ったものでなければならない。シャツやズボン、鞄、靴、靴下はシンプルなもの、過激なファッションから距離を置いたものでなければならない。シャツは袖のあるものでなければならず、短すぎたり体に密着したピチピチしたものであってはならない」と述べ、さらにネクタイや蝶ネクタイの使用は禁止されていると強調した上で、「汚染物資を運んだり、他人や機材を傷つける可能性が高まるので、爪は短く切りそろえ、清潔さを保たねばならない」と指摘した。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28787 )