オジャラン執筆の本、発禁解ける
2013年01月07日付 Radikal 紙


テロ対策法(TMK)第10項 に基づき担当するアンカラ共和国次席検事局のとりわけアブドゥッラー・オジャランの著作3冊を含む書籍13冊の「発禁継続」の要求は、裁判所により却下された。

「第3司法パケット」による法整備に伴い、2011年12月31日までにアンカラ裁判所あるいは閣議の決定により没収、発禁、配布と販売の禁止となった書籍453冊と645の新聞、雑誌、小冊子、プラカードに関する禁止処置が解除された。

テロ対策法(TMK)第10項 に基づき担当するアンカラ共和国次席検事局のとりわけアブドゥッラー・オジャランの著作3冊を含む発禁の書籍13冊の「発禁継続」の要求は、裁判所により却下された。

「第3司法パケット」として名付けられ2012年7月5日に施行された法律第78条に基づき出版法に仮条項が追加された。この仮条項では、2011年12月31日までに裁判所、認可された民事行政機関、その他の関係各所によって出版物に対しとられた没収、発禁、配布と販売の禁止の処置は、法律の公布の日から6ヶ月以内に関係する担当裁判所がこの禁止処置を継続するとの決定を下さない場合、自動的に無効となるとされた。

アンカラ警察署がアンカラ共和国主席検事局メディア犯罪捜査室へ送ったリストには、禁止された453冊の書籍と645の新聞、雑誌、小冊子、プラカードがあった。

出版物のリストを調査したメディア犯罪捜査室のキュルシャト・カイラル共和国検事は、リストにある戒厳令裁判所、 国家治安裁判所(DGM)と刑事裁判法(CMK)第250条に基づき担当する裁判所により禁止された出版物に関し、必要な評価を行うために、このリストをテロ対策法第10条に基づき担当するアンカラ共和国次席検事へと送った。

カイラル共和国検事は、テロ対策法第10条に基づき担当するアンカラ共和国次席検事局へ送った禁止出版物(のリスト)に載っていないものについて、裁判所から「禁止を継続する」との要請がない場合、訴追しないことを決めた。

■オジャランの著書解禁

書籍を調査した、テロ対策法第10条に基づき担当するユルドュルム・バイユルト共和国検事は、アブドゥッラー・オジャランの著書3冊を含む13冊の書籍について「禁止を継続」を求めたが、テロ対策法第10条に基づき担当するハリル・イブラヒム・キュチュク第三裁判官により却下された。

却下の決定は、メディアに関する法の「没収、配布、販売の禁止」を規定する第25条に従い、「手続きに不備があったこと」によることが明らかとなった。

こうして、アンカラ裁判所あるいは閣議の決定に基づき、没収、発禁、配布、販売の禁止の決定を受けた書籍453冊と645の新聞、雑誌、小冊子、プラカードに関する禁止処置が解除された。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:28810 )