オジャラン独房にテレビを、でも電気代はだれが払う?
2013年01月12日付 Hurriyet 紙
トルコの37型TVとは、こんな感じ・・・
タイイプ・エルドアン首相によって、アブドゥッラー・オジャランにテレビを与えることに関する指示が出された後、法務省に注目が集まった。
1999年からイムラル島の刑務所にいるオジャランは、ハンディラジオで、唯一TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会) FMのみを聞くことができる。法に基づき、テレビに関する許可は、イムラル島刑務所管理・監督委員会が与える予定だ。刑務所に関する規則によると、この委員会は、刑務所長の下で、監督と収容分類を担う第二所長、刑務官、刑務所勤務医、精神科医、カウンセラー、ケースワーカー、 教師、執行・警備担当長官と刑務所長によって専門技術職員の中から選ばれた者たちで構成されている。
■37型のテレビになるだろう
「刑務所内に設置可能な家具や物品に関する規則」の第9項によれば、オジャランは、部屋に一人でいるために、最大でも37型のテレビを与えられることが可能である。テレビは刑務所の管理部によって与えられる。テレビの代金は、オジャランの家族あるいは弁護士が、銀行振込で刑務所に支払う。毎月刑務所に送られてくる電気料金請求書を受け、按分比率を用いてテレビの電気使用料が計算される。テレビの電気代も毎月オジャランが支払う。オジャランのラジオのようにテレビにもチャンネル制限がある。この制限がどのようになるかも管理・監督委員会が決める。
オジャランの弁護士のうち、ジェンギズ・ユレキリ氏は昨日、新聞記者らに、1999年から今までの14年、何度も申請し、テレビを要求していたことを強調し、「トルコでは、何千もの受刑者にテレビが与えられている。ただ一人、与えられていなかったのがオジャランである」と述べた。
[訳者より:当初37インチTVと訳しましたが、トルコの37型TVは写真のような小型TVのようです。訂正いたします。]
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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:28852 )