BDPデミルタシュ党首らパリに飛ぶ、「悲しみを分かち合う」
2013年01月11日付 Radikal 紙
平和民主党(BDP)のセラハッティン・デミルタシュ党首、同党のギュルタン・クシャナク副党首、ヴァン選出の無所属の国会議員であるアイセル・トゥールク氏の一行は、3人のPKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)の女性幹部が殺害されたクルディスタン情報局の前に花を手向けた。 デミルタシュ党首とクシャナク副党首は、クルド系諸団体の代表者らから殺人に関する情報を集めた。
パリのクルディスタン情報局にて昨日武装襲撃事件が起き、その結果サキネ・ジャンスズ、フィダン・ドアン、そしてレイラ・ソイレメズが殺害された。事件発生後パリに赴いたBDPのデミルタシュ党首とギュルタン・クシャナク副党首は、昨夜パリ在住のドアンの家族を弔問に訪れた。
■ 「クルド人を屈服させようとする者が、殺人を行った」
弔問後一行はアフメト・カヤ文化センターを訪問し、さらにその後フランス内務省に移動した。アフメト・カヤ文化センターの前に集まった群衆にデミルタシュ 党首は呼びかけを行い、「悲しみを分かち合うために我々はパリに来ました。あの国やこの国が行ったなどと言う必要はありません。クルディスタンとクルド人を押しつぶそうとする者、クルド人を捕まえ、屈服させようとする者が彼女たちを殺害したのです」と語った。
■ 「フランス政府は犯人達を見つけ出さねばならない」
フランソワ・オランド大統領率いるフランス政府に対し呼びかけを行ったデミルタシュ党首は、「発足間もないフランス政府は、この虐殺の共犯者となることを望まないのであれば、この事件を起こした殺人犯を見つけ出さなくてはなりません。フランス国家が殺人を解決しない場合、平和を望まないという意味合いになることでしょう」と述べた。
■ 「情報機関は手にした情報を世論と共有せねばならない」
デミルタシュ党首は、フランスの情報機関にもこの殺人事件における過失があると表明し「誰も我々にパリの真ん中で起きた3人のクルド人女性政治家の殺人事件に関する情報がないとは言えないでしょう。入手した情報と資料はどんなものでも、ただちに世論と共有することを我々は期待しています」との形式でコメントした。
■ 「組織内の犯行」であるとして、この事件を葬り去ることはできない
デミルタシュ党首は、この殺人事件に関して囁かれている「組織内の犯行」との主張を批判し、「この事件が「組織内の粛清」として葬り去られることは不可能です。葬り去ろうとしても、多くの人々によって(事件の真相は)明らかにされるでしょう。」
BDPのクシャナク副党首も行った会見で、フランスとトルコ両政府が、殺人事件の犯人を一刻も早く見つけ出すことが必要であると述べた。
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:28853 )