二人の強盗恐喝犯に死刑判決:他2名にはそれぞれ禁錮10年、鞭打ち74回
2013年01月05日付 Jam-e Jam 紙
革命裁判所第15法廷での裁判の結果、テヘランの暴力犯罪グループのメンバー2名に対して死刑判決が下された。他の被告人2名には、合計で禁錮20年、〔テヘランからの〕追放10年、鞭打ち148回の判決が下された。
これより前、今回の裁判で有罪判決を受けた被告らが強盗を行っている様子が映された映像が、インターネット上に公開され、そのことに対し司法権長官および治安維持軍関係者らからは
〔厳罰を求める〕声が上がっていた。
ジャーム・ジャメ紙によると、今年アーザル月11日〔西暦2012年12月1日〕、一人の男性がテヘラン刑事警察を訪れ、4名の暴力的強盗恐喝犯を窃盗の容疑で訴えた。
訴えを起こした男性は、次のように述べた。「事件当日、私は銀行からお金をおろした後、自分の職場に戻ろうと、ヘラドマンド通りにいました。すると、2台のオートバイに乗った4人組が私の前に立ち塞がり、私を襲撃した上で所持品を盗み、ナイフの柄で私の頭を殴って逃げ去りました」。
本件の捜査が開始されるなか、捜査官らはこの強盗事件の様子を映した映像が、仮想サイト上に公開されており、市民を恐怖に陥れていることを知った。
その後、これらのならず者どもの断固たる取り締まりと彼らの逮捕を命ずる司法権長官の特命を受け、警察による広範な捜査が再開されると、別の人物が警察署を訪れ、4人の若者を訴えた。若者4人は、テヘラン北部で被害者の車の通行を妨げた上で、彼が身につけていた金のネックレスを奪い取り、〔車に同乗していた〕家族を恐怖に陥れたとのことであった。
訴えを起こしたこれらの被害者らから得た情報をもとに、逃亡中の容疑者らのCGによる似顔絵が作成され、さらなる捜査が続けられた。そしてついに、〔‥‥〕彼らのアジトが特定され、4名の若き悪党どもが逮捕された。4名は5件の暴力行為を伴った強盗事件を起こしたことや、短剣を用いた脅迫行為を行ったことを自白した。
容疑者らの自白を受け、彼らの調書は起訴状の発行とともにテヘラン革命裁判所第15法廷に送られた。そして彼らは今年デイ月9日〔西暦2012年12月29日〕、同法廷にて
公開裁判にかけられた。
裁判で、第1及び第2の被告人は、「神への反逆」、「地上に堕落をまき散らした行為」、「刀剣類を用いた強盗」、及び「被害者らを恐怖に陥れ、故意に暴力を振るった行為」などの重罪に直面した。
公判で、被告人らは弁論席に立って、暴力的な強盗事件を起こしたことを認め、自らが犯した行為への後悔の念を表した。
公判が終了し、被告人らの身柄が拘置所に移されると、テヘラン革命裁判所第15法廷のサラヴァーティー裁判長は、本件の第1及び第2の被告人に対しては死刑を、第3及び第4の被告人に対しては、それぞれ10年の禁錮刑、5年の追放刑、そして74回の鞭打ち刑に処すとの判決を下した。これに加え、本件の被告4名は、奪い取った財産を被害者に返却するよう命じられた。
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( 翻訳者:8410134 )
( 記事ID:28880 )