家族制度を崩壊させる未婚男女の同棲(1)
2013年01月09日付 Mardomsalari 紙
ある社会問題の専門家は若者の同棲生活が引き起こす害悪について、「西洋諸国や先進国で広がっている未婚男女による一つ屋根の下での同棲生活は、国の家族制度の崩壊を加速化させている。一国の価値体系が崩壊してしまった国すらあるのだ」と述べた。
モスタファー・フォルータン氏はイラン労働通信(ILNA)とのインタビューの中で、〔イランでも〕未婚の男女による同棲生活が増加しており、若者が結婚を好まなくなる傾向にあることについて、「今日ひとつの社会的病理として立ち現れているこの問題は、その人の収入の多寡や教育レベルとは全く関係がない。というのも、この種の同棲生活はどこででも起こりうるからだ」と述べた。
この社会問題の専門家は続けて、「教育レベルをこの問題の主要因と見なすべきではない。というのも、同棲生活をする若者たちは多くの場合、高学歴の持ち主だからだ」と指摘した。
若者による同棲生活が増加する原因
同氏は、未婚の若い男女が同棲生活をしたがるのは、彼らの育った家庭環境に一つの原因があるとし、次のように述べた。「結婚年齢が上昇し、若者たちが結婚を回避するようになっている第一の原因として、家族の人たちが〔結婚に対して〕高い期待や誤った考えを抱いていることが挙げられる。たとえば、女性は18歳になれば、男性は兵役期間を終えれば、結婚しなければならない、などと彼らは考えているのである」。
フォルータン氏は続けて、「家族の人たちは子供の結婚年齢について誤った考えを抱いているだけでなく、〔結婚をする際の〕若者の収入や経済状況について不適切な期待を抱き、その件で若者たちに過大なプレッシャーを与えていることが多い。ここ数年、この点での家族のプレッシャーは低下傾向にあることも事実であるが、しかし十分とは言えない」と指摘した。
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( 翻訳者:8408114 )
( 記事ID:28905 )