アルジェリア:アルジェリア南東部のガス関連施設で邦人含む41人の外国人が拘束
2013年01月17日付 al-Hayat紙


■アル=カーイダが、アルジェリアの砂漠での最大規模の作戦で41人の欧米人の拘束を発表

2013年1月17日『アル=ハヤート』

【アルジェ:アーティフ・カダーダラ】

アルジェリアで近年起きた人質事件の中では最も危険な事件が起こっている。アル=カーイダ傘下のイスラーム主義者からなる武装集団がリビア国境近くの砂漠でガス関連施設を攻撃し、多数の西欧人の人質をとった。この犯行は隣国マリでのフランス軍の作戦と関係性があることは明らかであるように思える。アルジェリアの治安筋が本紙に明らかにしたところによると、武装集団は10以上の国籍からなる労働者が勤務するガスプラントの「解放」と交換に、投獄中のイスラーム主義者の釈放とフランス軍によるマリへの攻撃停止を要求した。なお同筋は、武装集団を「統制が取れていて人数も多い」と評した。しかし、アルジェリア内務大臣のダフー・ウルドゥ・カービリーヤ氏は夕方のアルジェリアのテレビへの声明の中で「アルジェリア政府はテロリストたちの要求に応えるつもりはなく、また彼らとのどんな交渉も拒否する」と強調した。

昨日(16日)の夕方からアルジェリア軍の大軍が襲撃されたガス関連施設を包囲している。このガス関連施設は(首都)アルジェから南東へ1,600㎞離れたイリーズィー県の「イン・アミナース」(人々の母の泉という意味)という町から40㎞ほど離れた「ティクナトゥリーナ」に位置している。また同施設は、リビア国境から100㎞ほども離れていない場所にある。一方で犯人らは、数十人の外国人職員を拘束しており、その中には日本人、イギリス人、フランス人、ノルウェー人、アメリカ人が含まれている。実行犯は発言の中で「アルジェリア政府が人質を解放しようとした場合は人質を殺害する」と脅迫した。

アルジェリア政府の公式声明は、第一報として攻撃で2名の死者と7名の負傷者が出ていることについて言及した。加えて、2名の死者についてはノルウェー人とイギリス人だとしていたが、夕方にはその2名は(両名とも)イギリス人の可能性があり、一方で負傷者の中にフランス人がいると述べた。

AFPは「CISケータリング」社取締役会会長のリージー・アルノー氏の話として「(同社が雇用した)150人のアルジェリア人職員がこのガス関連施設内で勤務しており、拘束されている」と報じた。また彼は「150人のアルジェリア人職員は施設内で行動の自由があるが、人質の外国人職員は柱に縛り付けられていて動くことができない。(アルジェリア人職員)に関しても施設外に出ることは許されていない」と明らかにした。なお、このCISケータリング社はホテル業界を専門とするケータリング会社である。

「血判」部隊は、同部隊の戦闘員が「西洋籍の41人を拘束しており、その中には7人のアメリカ人(さらに)フランス人、イギリス人、日本人がいる」と語った。加えて「拘束者のうち5人は工場内におり、36人は居住区画にいる」と述べた。なお、この集団はムフタール・ベルムフタールこと「ハーリド・アブー・アル=アッバース」が設立したものだ。また同部隊は「今回の作戦は領空をフランス(空軍の)戦闘機に使用させたアルジェリアに対する報復である」と語っている。なお(このアルジェリアの行為により)フランスの戦闘機はマリ北部を実効支配するイスラーム主義諸派の拠点を空爆した。またベルムフタールは、昨年12月に「血判部隊」を設立するまでアル=カーイダのマグリブ地域組織の幹部であった。

(後略)


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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(翻訳者:小島明)
(記事ID:28914)