国会で10年間に28回の秘密会議
2013年01月20日付 Yeni Safak 紙


トルコ大国民議会(TBMM)で2003年から今まで行われた28回の秘密会議では、ほとんどテロ問題とトルコ軍の国外活動に関する許可についての話し合いが行われた。

公正発展党所属でイスタンブル県選出の国会議員エロル・カヤ氏の質問書に答えたTBMMのメフメト・サーラム副議長は、TBMMによって、総会をはじめ、専門委員会、捜査・聴取委員会、執行委員会、議長の承認、諮問委員会、文化・芸術・出版委員会の会議に関する議事録の記録は行われたが、政党の会派会議の議事録は記録されなかったと話した。

一党独裁時代の共和人民党(CHP)の会派会議の議事録に関するいかなる公文書も、TBMMの公文書コレクションにないとしたサーラム氏は、「しかし当時のCHPの公文書は国家公文書総局にあり、調査中である」と述べた。

政治史の重要な人物に関するアクセスは閉ざされており、いかなる公文書もTBMM公文書コレクションにないとしたサーラム氏は、TBMM内規の第71条に、秘密会議の議事録とその要旨は、秘密会議が行われてから10年後に公表することができ、これらをより早く、またはより遅く公表すべきかどうかということに関して、総会が挙手投票によって決定することが決められていると述べた。

■秘密会議

2003年から今までTBMMには、行われてから10年が過ぎておらず、いまだ非公開とされている28の会議がある。
これらの会議で取り上げられた問題の一部は以下のとおりである。

2003年2月6日
トルコにおける軍事基地と施設、港で必要な修復・開発・建設・拡張工事とインフラ整備を行うために、アメリカ合衆国に属する技術・軍事スタッフが3か月トルコに滞在することに関する会議。

2003年3月1日
トルコ軍の国外派遣と、外国の軍部隊が6か月間トルコに滞在すること、兵士のトルコ国外への移送のために必要な整備が行われることに関する首相の許可。

2003年3月20日
トルコ軍の北イラク派遣と、これらの部隊が必要なときに、定められる原則の範囲内で使用されることと、外国の軍に属する空軍部隊がトルコ領空を、トルコ当局によって定められる原則と規則に従って使用することについて、求められる政府による整備に6か月の期間で許可が与えられることに関する会議。

2003年10月7日
理由・範囲・限度・期間を政府が決める形で、トルコ軍部隊をイラクにおける治安と安全に寄与する目的でイラクに派遣することと、これらの部隊の任務と使用に関して必要な整備を政府が行うことに関し、1年間の期間で許可を与えること。

2007年1月23日
イラク情勢に関する総会議。

2008年3月20日
トルコ軍の北イラク作戦に関する総会議を提案する前会議。

2010年10月12日
イラク北部からトルコへ向けたテロの威嚇行動と攻撃の排除という目的で越境作戦と干渉を行うために、イラクのPKKテロリストが潜伏する北部地域と隣接地域へのトルコ軍の派遣と任命における権限。

2011年3月24日
リビアで始まった争乱の結果生じた厳しい状況の終結を保障する国際的な努力に多方面から寄与するために、必要・限度・範囲・形式・方法・期間を政府が認識・確定したうえで、トルコ軍を国外派遣することに関する許可。

2011年10月20日
クルド問題、増えるテロ事件と、テロとの戦いの問題に関する総会議を提案する前会議。

2011年10月26日
増えるテロ事件と、テロとの戦いの問題に関して行われた総会議。

2012年10月4日
シリア情勢による危険とリスクに関して、限界・範囲・規模・期間を政府が認識・確定したうえで、トルコ軍の国外派遣と任命に必要な整備が政府の決める原則に従って行われるための首相の許可。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:28965 )