エジプト:革命の金曜日をめぐって対立が顕在化、救国戦線はデモを呼び掛けるがサラフィー主義者らは拒否
2013年01月23日付 Al-Ahram 紙

■エジプト:革命の金曜日をめぐって対立が顕在化、救国戦線はデモを呼び掛けるがサラフィー主義者らは拒否

2013年1月23日『アル=アハラーム』

1月25日革命2周年記念日の48時間前にして、諸政党、政治勢力、革命勢力らの間で革命祝賀の対応に違いが顕在化した。そうした違いは、タハリール広場や各県の主な広場で革命の目標実現というスローガンのもと抗議デモへ参加すること、ムスリム同胞団やサラフィー主義者側からのデモの拒否、デモの代わりに開発のための実質的な措置を開始することに現れている。そうした措置の筆頭には、複数の大手企業や団体との協力によってムスリム同胞団が「一緒にエジプトをつくろう」キャンペーンを開始することが挙げられる。

救国戦線のもとに集まった政党に加え、25以上の政治運動が「革命の目標実現」や「退陣」「正当な自己防衛の権利に基づく平和的デモの堅持」「内務省と政府はデモ参加者の保護の責任を取ること」などのスローガンを掲げ、明後日(25日)すべての広場に大挙して集まるよう呼びかけた。

諸般の実質的な措置には、タハリール広場で明日(24日)預言者聖誕祭の祝賀会を開くことや、明後日にアズハルモスクとショブラー交差点、アル=ファトフ・モスク、ムスタファー・マフムード・モスク、アル=ハラム地区にあるナスル・アッ=ディーン・モスクからタハリール広場までの行進、またアン=ヌール・モスクとアッ=サーア広場から大統領府までの2つの行進が含まれる。

またサーミハ・アーシュール弁護士会会長は、金曜礼拝後に「革命は続いている」とのスローガンのもと、弁護士会前からタハリール広場までデモ行進することを発表した。一方で4月6日若者運動は、カイロ、アレキサンドリア、その他複数の県において、金曜のデモへの参加、ヒシャーム・カンディール内閣の打倒、革命の目的を実行可能な挙国一致内閣の組閣を呼び掛ける数十万部のパンフレットを配布した。

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( 翻訳者:小澤菜穂 )
( 記事ID:28985 )