東芝株式会社グループの東芝メディカルシステムズ株式会社は、トルコで東芝医療画像診断システムの販売を行っている代理店TMSTメディカルシステム社の大半の株式を購入した。この会社は、必要な法的許可が下りたのち、2013年3月にビジネスを開始する予定で、およそ70人の雇用を生む。トルコはヘルスケアの分野において、非常に大きな成長力を有していると述べた東芝メディカルシステムズの綱川智取締役社長は、
「10年以上(TMST社と)共に順調に歩んできたが、今後我々が実現するこの合併により、我々のビジネスや、この地の市場での我々のプレゼンスはさらに強化されることを願う。この会社は東芝にとって、全ての経営プロセスを直接トルコ市場で実現するのを可能にしてくれる。我々がトルコを選んだもっとも重要な理由は、世界の先進経済が停滞する中、トルコのダイナミズムは高まり続けていることである」と述べた。2012年の資料によるとトルコにおける医療画像診断システムの市場は、全体で約1億7500万ユーロになると強調するTMSTメディカルシステム社の、ウウル・ムフトゥオール代表は、「現在わが社の市場シェアは10~15%の間です。この合併により、ファイナンス、ロジスティクス、マーケティングでわが社はさらに強くなる」と述べた。価格競争にも言及したムフトゥオール氏は、(東芝メディカルが)直接経営に参加することで、取引高の拡大に大いにプラスになると強調した。
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:29034 )