PKK武装放棄交渉、BDPはオジャラン面会へ、政府使節は北イラクへ
2013年02月01日付 Yeni Safak 紙


PKK(クルド労働者党:非合法)の武装解除のため始められた新しいプロセスにおいて、イムラル島への平和民主党(BDP)党員の2回目の訪問に許可が下りた。[民主社会会議共同議長]アフメト・ チュルク、[平和民主党]アイラ・アカト、スッル・サククは、数日内にイムラル島へ派遣される。法務省は、党の幹部に「イムラル島に行く人々は、アンカラから離れないよう」というメッセージを送った。国家諜報機構(MİT)のフィダン事務次官は、アルビルへ向かう。

テロ組織PKKの武装解除に向けての交渉に関して、BDPの使節が最初に1月3日実行したイムラル島での会談に2回目の許可が出た。3人のPKK女性党員の葬儀でアフメト・チュルクが述べた言葉のもとで生まれた緊張を和らげるために、BDP党員がエルドアン首相に彼の伯父の死去に対する哀悼の電話をかけ、その熱いメッセージが効果をあげたという。入手した情報によると、イムラル島へ行く新たなメンバーの一人であるスッル・サクク議員は、会見でエルドアンに哀悼の意を示し、イムラル・プロセスについて触れ、「この間、すばらしいことを口にしている」と述べた。これを受けてエルドアン首相は、チュルクの声明で感じた不愉快さを「このプロセスで一部の声明は不当だ。仲間をコントロールしたほうがいい」と述べた。

■国会での熱い対話

国会でザフェル・チャーヤラン経済相、公正発展党のヴァン選出議員ブルハン・カヤチュルクと面会したサクク議員は、このプロセスが希望的であると述べた。カヤチュルク議員は「チュルク氏の声明、つまりクルド人が攻撃されたとの発言は正しくなかった。私もクルド人だが攻撃されていない」と述べた。

BDPの代表団に向けた「解決を求められている」というサック議員のメッセージも、状況の緩和に功を奏したことがわかった。

■アンカラから離れるというメッセージ

この進展を受けて、法務省が、BDP党員らに、イムラル島へ行く人々は以後アンカラから離れないように、とのメッセージを送ったことが分かった。新代表団にはアフメト・チュルクとアイラ・アカト・アタの他にスッル・サククが含まれることがわかった。訪問が数日中に実行されることが予想されている。

また、国家諜報機構(MİT)の事務次官ハーカン・フィダンが、プロセスの一環であるアルビル訪問を次週火曜日に実行することがわかった。

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( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:29097 )