公正発展党(AKP)ヒュセイン・チェリキ副党首は、フランシス・リチャルドーネ米国大使がエルゲネコンやバルヨズの裁判を例に挙げ、トルコの司法を批判したことに、強い反発を示した。チェリキ副党首は、大使が就任時にもこのような発言をしていたことを指摘し、リチャルドーネ氏は分をわきまえるということを学ばなかったようだ」と話した。
またチェリキ副党首は、出演したテレビ番組で、次のように述べた:
■そのような権利を誰が与えるのか
「米大使はトルコ語を知っているようである。にもかかわらず、未だ未熟な大使のままである。今回のような軽率な発言が2度とないことを我々は願う。リチャルドーネ大使は、トルコに来るやいなや、我が国の内政に関して失言をした。その時は、首相が彼に、“未熟な大使だ”と言った。そのような権利を誰が大使に与えるのか。つまるところ、これはトルコの内政問題である。あなた方の裁判所は、我々の裁判所の上告裁判所でも上級裁判所でもない。
■グアンタナモについて説明せよ
リチャルドーネ大使には、まず次のことを思い出してもらいたい。あなた方は、はじめにグアンタナモに関して世界に説明すべきだ。人のことを言える立場ではない。まず自分の国を省みなさい。我々は、リチャルドーネ大使に身の程をわきまえるようお願いする。我々は彼を快く受け入れることはできないし、彼を批判し、批難する。もう一度言う。大使は自身の分をわきまえるべきだ。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:田中けやき )
( 記事ID:29149 )