エルドアン首相はイスタンブルで計画されているプロジェクトについて次のように説明した。
「世紀のプロジェクトとして知られる『マルマライ・プロジェクト』を10月29日に完成させるように尽力している。アンカラ-イスタンブル間を走行する高速電車路線も完成へ向けて進められている。おそらく9月から10月には完成するだろう。イスタンブルのヨーロッパ側とアナトリヤ側で2つの都市計画も進行中である。この計画で新しいイスタンブルを作る予定だ。二つを足して総人口は200万人になるだろう。
■集会ができる場所も用意される
集会のため場所も2つある。タクスィムにするかどうか議論がされている。人で一杯になるか否かは別の話だ。そうした発言をする人々はサービスというものを理解していない。この国の左というのは、おかしな連中である。サービスという概念がこれらの人々の頭の中にはない。これらの人々は現状維持でいたいのだ。我々は世界の発展に合わせて進歩していきたいのである。イスタンブルの中には歴史と密接によりそう広場がない。
■タクスィム広場は世界を魅了する場所となる
スルタンアフメト地区が我々にとって重要な意味をもつように、タクスィム広場も重要な意味をもつようになる。150年ほど前にタクスィム兵舎があったが、 これを再建したいと考えている。イスタンブルの委員会からの反対意見もある。しかし、この委員会の上に別の組織が存在する。アンカラだ。そこで委員会の反対意見を評議し、拒否し、この話は終わる。我々政府は過ちを繰り返すことはしない。兵舎が完成したら、歴史的建造物に触らせることはしない。かつてからそうしているが。タクスィム広場の一部を壊し、タクスィムスタジアムを作った。交通を広場の地下に移せば、イスティクラル通りの居住地からショッピングセンターへ、博物館へ、世界でも有数の魅力的な場所となる。彼らはすべてに反対だ。第1の橋にも第2の橋にも反対していた。今は第3の橋にも反対している。他に類を見ない橋となることを願っている。このような美しい景観が出来上がるだろう。新しいイスタンブルは、イズミル高速道路とイズミト湾に建設予定の素晴らしい橋を設けることで完成するだろう。」
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( 翻訳者:松永拓人 )
( 記事ID:29196 )