チュニジア:イスラーム主義者が街頭で示威行為
2013年02月10日付 al-Hayat 紙


■チュニジア:イスラーム主義者が街頭で示威行為

2013年2月10日『アル=ハヤート』

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・アル=ジャラースィー】

イスラーム主義者たちはチュニジアの街頭で、自らの統治の「正当性」の擁護「フランスの内政干渉」の非難を目的に示威行為を行った。それは、フランスのある大臣が、チュニジアの世俗主義者を支持し、卓越した左派反体制派のシュクリー・バルイード氏の暗殺を受けて「イスラーム主義的ファシズム」勢力の拡大と形容し非難する声明を発表した直後のことだった。

イスラーム主義者たちが示威行為を行ったのは「アン=ナフダ党」の政策や暗殺の責任処理に対するデモや抗議、非難が行われた数日後のことだ。一方で、閣僚間における危機は激化した。そのことは、暫定政府首相のハンマーディー・アル=ジバーリーが、アン=ナフダ党を含むすべての党から独立したテクノクラート内閣を組閣するという決定を堅持したからだ。同首相は努力が雲散霧消した場合は、数日中に辞職する心構えだ。

アル=ジバーリーは地元ラジオ局にあてた声明の中で「新内閣はどの党からも距離を置く中立な内閣となるだろう。新内閣は革命の目的を達成し、選挙の正当性の立証することに迅速な努力をするだろう」と発言した。また自らのイニシアチブ焦点を当てた、野党勢力複数の野党勢力、さらにはアン=ナフダ党、共和国のための会議党(CPR)労働と自由のための民主連合(アッ=タカットゥル)党(FDTL)からなる連立与党による妨害に遺憾の意を示した。アル=ジバーリー首相は、数日以内にテクノクラート内閣を組閣する働きかけが実らなかった場合、政府の長である職を辞職すると脅した。

(後略)

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( 翻訳者:関谷悠 )
( 記事ID:29241 )