CHP、憲法の冒頭に「トルコ国民(Türk milleti)」を!
2013年02月22日付 Milliyet 紙


共和人民党(CHP)党首は、イムラル・プロセスで首相は自分勝手なことをしていると述べ、「私たちは憲法の冒頭部分に『トルコ国民Türk milleti』という言葉を入れたいのです。これは、この国家を高める概念であり、個人を貶める概念ではありません」と話した。

ケマル・クルチダルオール共和人民党(CHP)党首は昨晩、「政治の広場」という番組でトルコを取り巻く問題に関し、いくつかの論評を行った。共和人民党(CHP)党首は政府を強く批判し、要約すると、次のように話した。

イムラル・プロセス:とても重要な問題で、首相は「私は勝手にやる」と述べている。どうぞ、勝手にやってください。どうぞ解決してください。次に犠牲者が出たなら、どこか他で責任者を探すことなどありえません、我々はエルドアン首相に、「この件についての責任はあなたにある」と言います。私たちはいかなる手助けもしません。私たちはこのプロセスを阻まないようにしました。イムラル・プロセスとは何ですか?島と話し合いがなされているというのか?首相は意識してその名前を使っていません。(はっきり言うなら)アブドゥッラー・オジャランと話し合いがなされている。この問題の解決を望まない人は誰一人もいません。どのように解決するか、何が話し合われるのか、私たちは知りません。私は以前このプロセスが心からの誠意ある、正しいプロセスであることを望みました。このプロセスのなかに誠意が見られれば、あなた方は国民に信頼を与えることになるのです。私たちはこの問題が議会で解決されることを望んでいる。

シノプ事件:私たちが我慢できないのは、共和人民党(CHP)の市長がひどく批判されたことである。私としては親愛なるスッル・スュレイヤ・オンデル氏が謝罪したのはとても重要なことです。親愛なる首相もひどく私たちを非難しました。同じような大人の態度と美徳を首相に期待します。知事や警察署長は自分たちの指図で、彼らの情報を集めずに、共和人民党(CHP)を非難できるはずがない。

新憲法:ナショナリズムを特定の人種(ırk)のものとすることは誰もできない。ウルファ県のフォークダンス(ホイラト)が好きならば、黒海のフォークダンス(ホロン)も好きというのが(トルコ国民の)ナショナリズムです。トルコ共和国というのは一つの政治意識です。「トルコ国民Türk milleti」というとき、それは一つのネーション(ulus)を意味しています。住民(トルコに住む人々)とは「国民(millet)」の不可欠な要素である。私たちは憲法の冒頭部分で「トルコ国民」という言葉を入れたいです。この概念は国家を高める概念であり、個々人を貶めるものではありません。トルコ(Türk)というアイデンティティーは歴史の深層をみれば、特定のエスニックグループを定義するものとして用いられたことはありません。

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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:29325 )