BDP代表とオジャラン会見、PKKへのメッセージは?
2013年02月26日付 Milliyet 紙


デミルタシュBDP共同代表は、イムラル島での第二回会合後、オジャランが(和平プロセスに関する)草稿に取り組んでいると語り、「プロセス(の草案)は2、3週間以内に完成するだろう。全員が提案を示す必要がある。草稿は数日中に私たちの手元に届く予定だ」と述べた。

セラハッティン・デミルタシュ平和民主党(BDP)共同代表は、第二次BDP訪問団がイムラル島でアブドゥッラー・オジャランと面会し、彼が(和平プロセスに関する)草稿に取り組んでいることを明らかにした。「このプロセス(草案)は2,3週間以内にまとめられる予定です。この2、3週間の間に全員の解決策に関する提案を示す必要があります」と述べた。

BDP共同代表であるデミルタシュ氏とギュルタン・クシャナク氏は、25日午前に、イムラル島訪問団と会合をもち、15時に党本部に国会議員グループによる幅広い参加を得た集会が開かれた。

■草案が届けられる

BDP(所属国会議員)グループは、イムラル島会合に関する詳細を検討した。(和平)プロセスについて国会議員に情報提供が行われた 。デミルタシュ共同代表は集会の後、党の建物の前で記者会見をおこない、訪問団とオジャランとの会合の主要な点を説明した。デミルタシュ共同代表は、オジャランが草案を準備しているといい、その草稿は彼自身(デミルタシュ)に届けられることになって おり、その上で行われる議論と提案を経てオジャランから最終的な状態のものが送られると語った。

■不安と希望

デミルタシュ共同代表は(オジャランとの)会見が再開されたことの不安と希望を語り、政府のアプロ―チが(和平)プロセスの行方を決めると語った。デミルタシュ共同代表は、「私たちは、政府が今後のプロセスで真剣な形で実用的な措置を講じ続けるという期待の中にいると表現することができます。このプロセスは、ただ一人親愛なるオジャランの双肩にだけシュ共同代表の発言は以下のように続いた。「誰もが良心に従いながら、分別あるアプローチを見せることは、全トルコの利益となるでしょう。この和平プロセスはトルコの解決プロセスです。もちろん、具体的な日程は決まっておらず、私たちは解決プロセスとは呼べません。しかし、私たちが説明したことは、決意と意志に関わるものです。この決定的な意志を支持するために和平策を求めるものは、全員その態度をしっかりしなければなりません」。

■刑務所の管理者が草案を届ける

デミルタシュ共同代表は記者の質問に答え、「オジャランの草案は、刑務所の管理者を通じて数日以内に私たちに届くものと私たちは考えています」と述べた。デミルタシュ共同代表は、「二、三週間が、致命的な意味をもつと思います。この二、三週間の内に全員の和平に関する提案を提示する必要があります」と説明した。

デミルタシュ共同代表は、(和平プロセスが)ノウルーズ(3月21日)まで前向きに進展することを希望していると語り、記者の「首相は、PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)の国外退去のことをいっていますが?」との質問について、「首相がPKKに向けておこなった呼びかけは、世論を作るとの観点から効果がありえます。しかし、PKKを説得できるのは、親愛なるオジャランの呼びかけです。首相は、親愛なるオジャランが何を語るのか待たねばなりません」と返答した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:29360 )