オジャラン・BDP会見内容、メディアへ流出―どこから?政府はBDPを批判
2013年02月28日付 Radikal 紙


アンカラのトルコ政府はイムラル会談メモについて議論している。政府周辺は、会談の内容に関する情報漏えいはBDP(平和民主党)による悪意ある妨害工作であるとみなしている。

BDP所属の国会議員団がイムラル島刑務所でアブドゥッラ―・オジャランと会談したことに関するメモがメディアに漏れたことで、アンカラに激震が走った。「メモを誰がリークしたか」という点が大きな問題となっている。BDPは、メモのリークを「オスロ会談」のメモがリークされたことになぞらえる一方で、政府筋はBDPを非難している。刑務所でMİT(国家情報機構)によって作成され、首相府と関係省庁に送付された公式な会談メモは、より包括的なものであるとしている。
首相に近いある人物は、「事件は悪意に満ちた行動で、さらに妨害工作である」と述べた。
BDPのペルヴィン・ブルダン会派代表、BDP所属のスッル・スュレイヤ・オンデル議員やアルタン・タン議員が参加したBDP代表団が、イムラル島でアブドゥッラ―・オジャラン氏と行った会談に関するメモが漏れ広まっていることで、アンカラに激震が走った。誰がメモを漏洩したかに注目が集まっている。メモが衆目に晒された後、法務省で会合が開かれ、この問題が議題に挙がった。政府は、衆目に晒されたメモがBDPによって漏洩されたと信じている。政府内部では、BDP所属議員が会談中に記録したメモが、覚えていた内容、逸話などないまぜになって、異なる内容のメモになったという意見が支配的である。会談の間にMİT職員が取ったメモから構成され、首相府と関係省庁に送付された公式メモは、より包括的であるとしている。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の周囲にいるある人物は、事件はBDPの不注意かつ悪意ある行動で、さらに妨害工作であると主張した。
関係省庁とMİTは、新聞に掲載された文言とイムラル島での会談の公式メモを比較検討すべく、調査していることが分かった。調査の後に、必要と見なされるのならば省庁による会見が検討されている。
ミッリイェット紙が報道したイムラル島での「会談メモ」は、公正発展党の一部では「第二のオスロ」とみなされている。この報道が和平プロセスにとってマイナスになるとする与党周辺では、イムラル島に向かった代表団に参加したアルタン・タン議員とあるTV局との間に緊張関係が生じたことも注目されている。オジャランが、アルタン・タン議員とギュルタン・クシャナク議員とアイセル・トゥールク議員に関して語ったとされる発言が、このようにメモが報道される原因となったと主張する者もいる。

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( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:29391 )