エルドアン首相、「私の妻はスィイルト出身のアラブ系」
2013年03月09日付 Zaman 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「私たち夫婦は神の導きによって互いを愛しました。私はアラブの同胞も、トルコの同胞も愛しています。誰に対しても差別はしませ ん。全ての人に平等に接しています。もし差別をしていたら、どうしてスィイルト出身のアラブ人女性と結婚するでしょうか。しなかったでしょう。この事実が、私が人を差別しないという証拠です」と述べた。
エルドアン首相は、スィイルト郡で行ったスピーチに、団結のメッセージを込めた。エルドアン首相は、アフヨンカラヒサルで行ったスピーチで4つの見出しをかかげたとし、「あの時私は一つの国民と言った…。我々をバラバラにしてしまおうとする人々に対して、1つの国民と…。トルコ人、クルド人、イラン人、ザザ人、グルジア人、ロマ、皆で一つの国民なのです。」
「私たちは皆、アッラーの被造物です」と語るエルドアン首相は次のように述べた。「アッラーによって造られたとき、自分が何になるか知っていた人がいるでしょうか。しかし私たちには一つの信仰があります。この信仰が私たちをある所へ導いてくれるのです。一つの国民…。そう、我々はそれによりまさに一つの国民と なったのです。我々は神の導きによってお互いを敬愛しました。私はクルド人の同胞を愛しています。アラブ人の同胞を愛しています。トルコ人の同胞を愛してい ます。誰に対しても平等に接しています。もし私が差別をしたら、どうしてスィイルト出身のアラブ人女性と結婚しましょうか。しなかったでしょう。この事実が、私が人を差別しないという証拠です。嘘偽りはありません…。私たちが今まで行ってきたこと、実践してきたこと…。まさに私たち夫婦が証明であり、今後もまた同じ道を歩いて行くのです。」
エルドアンの言葉を聞いて、妻のエミネ・エルドアン夫人は笑顔になった。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:29454 )