オジャラン・BDP会見の内容漏えい問題、BDPが責任認め、幹部2名辞職
2013年03月12日付 Radikal 紙


平和民主党(BDP)党幹部のM・ラウフ・コジャマン氏とレスル・バイカラ氏が党幹部職を辞任し、党職員一名が解雇された。

待たれていた「漏えい」問題に関する回答が、BDP本部より文章で発表された。回答は以下の通り:

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周知の通り2013年2月23日、BDP代表団3名がイムラル島でオジャラン氏との会見を行った。我が党にとって重要なこの会見に関し、党上層部も内容を把握する必要があったため、会見を行った党員によって文章で記録され、そして党中央執行部、議会会派、党会議などの会合で読みあげられた。党の上層部は文章を複写しない決定を出していた。

しかし文章の一部がミッリイェト紙で公表されたことを受けて上層部は調査命令を下し、あらゆる観点から調べ上げた結果、党本部は次の結果に至った:

1. 文章の複写禁止の決定にもかかわらず、M・ラウフ・コジャマンとレスル・バイカラの幹部二名は、会議の中休みに、誰にも知らせずまた承認も得ずに、記録を持ち出し自分たちのためにコピーを取った。
2. 幹部二名が文章をコピーした際、党職員一名も自分で読むためにコピーを一部取った。
3. 党出版部で働くアリ・オズギュチが、新聞記者のアルペル・アタライ氏が文章を写真撮影することに許可を出した。
4. ミッリイェト紙で公表された記録文章は、この時写真に納められた文章であることが明らかとなった。

これら全ての情報をふまえ、党本部として以下の決定を下した:

1. 幹部二名は、自らの責任を認識し、自己批判により平和民主党議会メンバーの地位を辞任した。
2. 党出版部職員アリ・オズギュチに対し、記録文章を本部に知らせることなくマスコミ関係者に漏らしたとして解雇を言い渡す。

また党本部としては、今回の件に関して我々の責任についても十分承知しています。イムラル島の会見は公表する目的で行われたものではありません。はじめに会見の情報そのものが、オジャラン氏のあずかり知らぬところでマスコミに渡ってしまったことについて、オジャラン氏に謹んでお詫び申し上げます。また会見の記録文章に名前が載った個人・団体の皆様にも同様にお詫び申し上げます。

しかしこうしたことでわが党、党上層部そして党執行委員らをわざと標的にした者たち、嘘や間違った情報を流布した者に関しては、我々は糾弾します。

我々は、歴史的なプロセスの真っただ中にいることを、そして党に大きな責任があることを十分に承知しています。そのため、今後は記録がどのように新聞に載ったのかではなく、解決プロセスそのものが議論されることが必要であると考えています。国民の皆さまに対しては、オジャラン氏を中心としたこの解決プロセスが実行に移されるよう、我々は断固とした決意のもとにあることを、改めて申し上げたいと思います。

平和民主党本部

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:29470 )