PKK、人質の公務員8人を解放
2013年03月13日付 Yeni Safak 紙
PKK(クルド労働者党)の人質となっていた、郡知事候補一人を含む8人の公務員が、11時に使節団に引き渡された。8人はザホで家族らと面会したあと、ハブル国境門からトルコに入国した。
PKKは、トルコで異なる時期に誘拐し、2年間人質に取っていた公務員ら8人を北イラクのアメディイェ地域で使節団も引き渡した。解放された人質はまずザホで家族らと面会し、その後ハブル国境門からトルコに入国した。彼らが何カ月も離れ離れでいた家族らと対面した瞬間は、感動的なひと時となった。
■協定を適用
テロ組織の広報機関は、人質であった郡知事候補、兵士、警官の使節団への引き渡しを生放送した。これによれば、使節団と面会したテロ組織メンバーからなる別の一団は、一人ずつ発言した。その後、郡知事候補者ケナン・エレンオールさん、警察官ナーディル・オズゲンさん、下士官アブドゥッラー・ソプチェレルさん、上級軍曹のズィヒニ・コチさんとケメル・エキンジさん、兵卒のハディ・ギズリさん、ラマザン・バシャランさん、レシャト・チェチェンさんを協定に基づいて使節団に引き渡した。
■来た時、去る時は別々のプロセス
PKKの人質であった人々は、引き渡される前に次のように述べた。
ケナン・エレンオールさん(郡知事候補者):「来る時は、別のプロセスが始まっており、去る時はまた別のプロセスが始まった。我々は今、よい段階にいる。現在の(クルド問題解決)プロセスは、上手く行っているように思われる。我々は成すべきことをした。我々が誘拐されたことで、クルド問題は危機的な状況に陥ってしまったが、現在はよりよい雰囲気でここを去っていく。家族に会えることがなにより嬉しい。」
アブドゥッラー・ソプチェレルさん(下士官):家族に会えるので幸せだ。最後は収まるところに収まった。皆さんにおめでとうと言いたい。
ナーディル・オズゲンさん(警察官):クルド問題の解決プロセスが上手くいき、成功することを期待している。我々は展開をラジオで聴いていた。プロセスがうまく行くように祈っている。
ハディ・ギズリさん(兵卒):拘束は本当に長かった。プロセスの成功を願っている。
ラマザン・バシャランさん(兵卒):プロセスが上手く行くよう祈っている。
レシャット・チェチェンさん(兵卒):平和が来ることを願う。
ケマル・エキンジさん(上級軍曹):プロセスは上手く進展している。喜ばしいことだ。私が誘拐されたとき、妻は身ごもっていた。生まれた子供に会うのが楽しみだ。家族に会えることが嬉しい。
ズィヒニ・コチさん(上級軍曹):私も他の皆と同じように嬉しい。
■ディヤルバクルに到着
ディヤルバクル県知事のムスタファ・トプラク氏は、テロ組織PKKの人質となっていた公務員達と家族らを乗せた3機のヘリコプターがディヤルバクル空港に到着したと発表した。
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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:29481 )