イスタンブルで建設が予定されている第3空港が、黒海の近くにあるイェニキョイとアクプナルキョイの間に建てられるという当局の発表を受けて、地域は活気づいている。
合計90平方キロメートルの土地に広がるとみられている空港は、世界でも最大規模の空港の一つになるだろうと言われ関心を持たれている。プロジェクトの入札日は2013年の5月3日とされた。
EVA不動産鑑定士のズハル・バルサルは、2013年に合計で旅客は1億4400万人、飛行機の本数はというと通過を含めて1500万になると予測しており、地球規模の都市として世界で他の都市との競争下にあるイスタンブルにとって第3空港は重要なプロジェクトの一つになると述べた。
同氏は、計画予定地の、イスタンブルのアルナヴゥトキョイ郡に属するイェニキョイとエユップ郡に属するアクプナルキョイの両村は、黒海とイスタンブル周辺の貯水の約22% を占めるテルコス湖に近い位置にあると強調し、「この地域では空港計画以前は、不動産市場が停滞し、地価が安定した動きをしていたようだ」と述べた。
■一定数人口が増加するだろう
また、予想されるフライトの規模とともに、人々の流れの点でも活発な動きの中心となる空港[完成]につれ、一定の雇用と人口の増加を生み出すだろうと強調し、「この人口のために地域において新しい住宅地、日中の滞在場所、商業施設が建設されるだろう。イスタンブルに建設されると考えられる二つの新しい都市のヨーロッパ側の場所がここで計画されていることと空港[建設]には関連性があると見られる」と述べた。
さらに、プロジェクトの実現とともに高速道路と電車により頻繁な旅客の流れが期待されると述べ、「これに関連して都市の発展を引き起こす最も重要な要素である交通が、土地の需要を高めると見込まれる」と述べた。
■値段が6倍に
ブルサル氏は、この地域への需要が高まっているとして、次のように述べた。「プロジェクトの場所の判明とともに、この地域の評価と需要が高まった。こうした需要が続くと考えている。プロジェクトの発表の前にイェニキョイとアクプナルキョイは、50リラと見られていたが1㎡当たりの畑地の地価が300リラから600 リラに上がった。
■第一段階、2017年完成
段階的に[総数]150万人の旅行者の収容力を持つようになるとみられている第3空港は、第一期工事が2017年に完成する予定である。5月3日に入札予定の計画に対して、国内外の大きなグループが 関心を示しているといわれる。第3橋と同じ期間での完成を目指しているプロジェクトは、アルナヴトキョイ、ギョクテュルク、チャタルジャの道が合流する交差地にあたる3500ヘクタールの土地に建設され、6つの滑走路をもつことが計画されている。
(下略)
1トルコリラ=約52円
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:29508 )