【ハムシャフリー・オンライン】食品医薬品機構の生物局局長は、来年以降の国産インフルエンザ・ワクチン開発の状況について発表し、次のように述べた。
このワクチン開発の基礎研究は、某外国企業の協力を得て、イラン国内で行われたものである。 技術開発次官も、ワクチン開発技術をわが国へ導入するために研究開発に参加した。
上記生物局局長のモハンマド・ゲイサルザーデ博士は、イラン学生通信(ISNA)とのインタビューで、インフルエンザ・ワクチンが高価であることに触れ、「国内でワクチンを製造すれば、国にとって高額の外貨を節約することになる 」と説明した。
同局長は、さらに、次のように続けた。
インフルエンザ・ワクチンは戦略的重要性をもつということも念頭に置かねばならない。というのも、インフルエンザは一年のある時期に流行し、数倍のワクチンを確保する必要に迫られるからだ。無論、同ワクチン製造の認可は未だ下りておらず、審査の途中である。
同局長は、さらに、市場におけるワクチン需要の60%は、国内の生産拠点によって供給されていると述べ、「例として、 小児マヒのワクチンや、ジフテリア・ワクチン、および三種混合ワクチン[ジフテリア・百日咳・破傷風混合]が、国内で生産されている」と語った。
ゲイサルザーデ局長は、また、ワクチンの製造と接種 の監視について、以下のように続けた。
ワクチンは非常に多くの人々に接種される。万が一、後遺症が生じた場合には、保健省疾患管理・監視センターによる一連の調査手続きを経て 、回収される。
幸い、わが国の監視システムは有能であり、農村部・都市部の全域を網羅した監視・追跡システムが、発生した問題を報告する仕組みになっている。また、食品医薬品機構は、2010年以降、WHOから、信頼性と有効性を備えた機関として認定された。
同局長はさらに、某秘密機関が、国内で接種されるワクチンの製造にあたっていることに言及し、「B.C.G.や肝炎のワクチンが海外から輸入されることはほとんどなく、国内生産されているため、常に、調査・監視の下に置かれている」と述べた。
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( 翻訳者:8412102 )
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