レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が「メンバー候補者名簿ができ上がった」と述べた「有識者委員会」に、ヤシャル・ケマル、カーディル・イナヌル、ジュリデ・クラル、ミトハト・サンジャル各氏が含まれることが分かった。
政府がイムラルとの間で進めた話し合いの一環として、エルドアン首相が「メンバー候補者名簿が出来上がった」と述べた有識者委員会のために、最初の一歩が踏み出された。委員会の一部のメンバーは大方決定的で、有名な作家のヤシャル・ケマル、俳優のカーディル・イナヌル、新聞記者のハサン・ジェマルとトルコ商工会議所連合(TOBB)のルファト・ヒサルジュクオール会長のような有力者が有識者ンバーとなると強調されている。
トルコ大国民議会のジェミル・チチェキ議長が、「対話の相手は議会ではなく政府である」と述べたのち、PKKが国境から撤退することを監視する有識者委員会は、議会外に設置されるために動き出した。
世論に昨日伝えられた情報によると、有識者委員会メンバーとして名前の挙がった人物との接触が始まったとされる一方、テロ解決プロセスの中で役割を果たすことになる委員会のメンバーになるとされる人物が、大方明らかになったと強調されている。
これらの中には、TOBB会長ルファト・ヒサルジュクオール、世論調査で有名な研究者・作家のタルハン・エルデム、映画監督のカーディル・イナヌル、ジュリデ・クラル、ディジュレ大学法学部憲法学科教員のファズル・ヒュスニュ・エルデム、タラフ紙コラムニストで、ディジュレ大学の法学部教員のヴァハプ・ジョシュクンとミトハト・サンジャル各氏などが含まれていることが分かっている。
この委員会が拡大し、さらなるメンバーが増えることは確実だろうとみられている。25人から30人で構成され、7人ごとに下部委員会を作り、特定の地域で問題解決を計画している委員会は、会長やスポークスマンと言った役割分担もなされると言われている。
■役目はなにか
有識者委員会の基本的な任務は、解決プロセスが問題なく遂行されるために尽力することである。起こりうる問題は、この委員会を通して解決される。委員会は、このプロセスへの社会的支持を増加させるために活動する。有識者は、PKKの国境からの撤退プロセスを停止させてしまうような問題が起きないよう、監視する役目にある。
有識者全体が、一つの市民団体組織の参加で活動することも、話し合いの中では選択肢として挙がっていることが明らかとなっている。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:29548 )