「クルド問題解決プロセス」への賛成64%―世論調査
2013年03月28日付 Yeni Safak 紙
エルドアン首相は、現在進行中のクルド問題解決プロセスについてのアンケート結果を、党で発表した。それによると全体では64%の支持率。南東部では81%、東部では77%、内陸アナトリアとマラマラ地方では59%、地中海地方・エーゲ海地方では42~43%との結果がでた。
現在、公正発展党(AKP)では、地方支部との検討・評価作業が続いている。現在、5つの県の国会議員と面談したエルドアン首相は、昨日は地中海地方の国会議員や県支部長と会合をもった。会合では、解決プロセス問題や地方選挙が議題となった。会合は3時間続き、エルドアン首相とベシル・アタライ副首相がプレゼンテーションを行い、国会議員や支部関係者からの質問に答えた。
■クルド問題プロセスへの支持率
会議では、AKPが進めるクルド問題解決プロセスについて、3月21日に行われたアンケートの結果も示された。それによるとトルコ全体では、AKPの政策をどう思うかの問いに対し、58%が肯定的な返答をした。これに、「わからない」を加えると、64%となる。解決プロセスへの最大の支持は南東アナトリア地方から寄せられた。南東アナトリアでは支持は81%に達し、東アナトリアでは77%であた。解決プロセスへのへの支持は内陸アナトリアとマラマラ地方では59%、地中海地方では42%、エーゲ海地方と黒海地方では43~44%であった。
■野党の協力がえられない
会合でエルドアン首相は、野党が解決プロセスへ支持を示していないものの、国民からの支持は強いとのべ、「この調査結果は、それを示している。国民は、解決プロセスに前向きだ。これは我々にとって非常に重要だ」と述べた。そして、「ここでの最大の任務は君たちに課せられている。解決プロセスに反対している人々は、我々の仕事を貶め、妨害するため、虚偽やデマをとばすだろう。それに対し、準備をしておくことが必要だ。国民に対し、我々が何をし、何をめざしているのかを、よく説明してもらいたい」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:29569 )