11/29開業予定の高速鉄道、アンカラ・イスタンブル間3時間に
2013年03月30日付 Milliyet 紙


10月29日開通予定のアンカラ~イスタンブル特急列車は飛行機よりも運行頻度が高く、2都市間を10~15分に一本のペースで発車する。特急列車はバスよりは割高になる。イスタンブルからアンカラまでは3時間かかる予定だ。

アンカラ~エスキシェヒル~コンヤ間の特急列車に新聞記者たちとともに同乗したトルコ共和国国営鉄道(TCDD)のスレイマン・カラマン総裁は、2023年までに鉄道事業 に4千5百万ドルを投資すると述べた。また、投資した資金が、車両、ターミナル、工事・運行・運営に使われることや、1万キロ分の高速車両用線路 、普通列車用4千キロの線路が増設されると話した。現在、旅客輸送の2.5%、貨物運送の5%を列車で賄っており、この割合が10パーセントと15パーセントのあたりを上昇することになるだろうとも述べた。

■工事の95%は終わった

アンカラ~イスタンブル間の特急列車用路線についてインタビューに応じたカラマン総裁は、この路線が飛行機よりも運行本数が多いと述べた。アンカラ~イスタンブル間を1時間おきに運航する飛行機に言及し、同じ区間を特急列車は10~15分おきに発車すると述べ、「荷物を手元に置いたまま移動が出来ます」と言った。

同総裁は、アンカラ~イスタンブル間の特急列車は一日5万人の乗客を運ぶ見込みだと述べ、飛行機同様に早期予約が可能となるとした。早めにチケットを購入した旅客には割引があると述べ、運賃に関して高速鉄道は飛行機よりも安く、バスよりも高いとした。路線が95%完成しているとして、「あと 100、200メートルです」と述べた。

カラマン総裁は7月に始まる試運転が最低でも3か月は続けられると説明した。鉄道の分野でも民営化が進むとし、まず貨物から始まり、旅客輸送の民営化は2018年まで待つことはないとも述べた。「5千万ドルで列車を買って、すぐに旅客輸送に着手できるとは思っていない」と述べ、民間の投資家たちがこの事業で利益を上げることを理解して欲しいと話した。

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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:29587 )