エジプト:聖マルコ・カテドラルの周辺で衝突再開
2013年04月08日付 al-Hayat 紙

エジプト:聖マルコ・カテドラルの周辺で衝突再開

2013年4月8日『アル=ハヤート』

【カイロ:UPI】

カイロ中心部のアル=アッバースィーヤ地区にある聖マルコ・カテドラル周辺で今日(8日)未明、激しい衝突が発生した。同衝突は数百人のキリスト教徒の若者たちと厳格派イスラーム主義者の間で発生し、その結果、現在までで1名が死亡、84名が負傷した。

カテドラルの中にいたキリスト教徒の若者たち数百名は、昨日数時間にわたって石やガラス、火炎瓶でカテドラルを攻撃した厳格派イスラーム主義者からカテドラルを防衛するために外に出た。両者は、幹線道路であるラムセス通り周辺のアル=アッバースィーヤ広場からガムラ地区まで及ぶ範囲のカテドラルの建物周辺の通りで石を投げ合い、こん棒で乱闘した。

中央治安部隊が現場に駆けつけ、衝突を止めるために催涙ガス弾を発射し、カテドラルの前の道を封鎖した。一方、数十名の人々が「国民は政権打倒を望む」「魂と血によって我々は十字架を贖う」というシュプレヒコールを繰り返した。

それに加えて、エジプトの保健省は今日未明発表した声明において、「カテドラル周辺およびアル=フスース市における衝突の結果、1名が死亡し84名が負傷した」と発表した。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:三代川寛子 )
( 記事ID:29636 )