DiaSAでは4月1日以降、アルコール飲料とウルケルのライバル商品が供給されていないが、新たな買収の結果、お酒の販売は「スーパーマーケット」が担う。
ウルケルのブランドで知られるユルドゥズホールディングは、「ショック(Şok)」に続いて、スペインのDiaとサバンジュホールディングの共同会社DiaSAを 3.2億リラで買収し、そのことが市場の競争バランスを一瞬にして変えた。そうした中、市場における興味深い変化がさらに波紋を呼んでいる。新たな買収の結果、近いうちに格安小店舗業界ではお酒の販売を行う店舗がなくなるのだ。
2011年、ウルケルグループは、ショックの買収で同店舗でのお酒の販売に終止符を打ち、今回の新たな買収の結果、今度はDiaSAで同様の戦略を見ることは明らかだ。
また、サバンジュグループに近い筋は、買収合意後、技術的詳細なプロセスで、つまり2013年4月1日以降、DiaSAに対してアルコール飲料商品の供給が停止されていると述べている。
つまり、ミグロス、カルフール、メトロ、マクロセンターのような大規模スーパーマーケットチェーン以外の小店舗の商品棚ではお酒が販売されないということだ。
■大規模店もリストに
ついでに言えば、ミグロスやカルフールも現在の所有者の売却リストに載ってる企業である。新たな買収の結果、市場のバランスに大幅な変化が生じ、アルコール飲料の販売における駆け引きがこの変化により異なる地点へ移動しうる可能性があると言われている。
一方、市場の情報通によると、4月1日以降の納品でウルケルのライバル会社の商品の供給がDia SAによって停止されているという。
■店舗名はどうなる?
DiaSA売却の後、チェーンの名前の変更が議題に上った。一部の情報通は、ウルケルは年末までDiaという名前のまま続けると述べている。また情報によると、年末にチェーンの新しい名前は「ショック」になる。
■格安小店舗戦争
トルコでは2000年代に急速に個人商店の数が減少する一方、ビッグバンが起こった格安小店舗業界では、5つの主要なプレーヤーが事業を展開している。BİM、ショック(Şok)、DiaSA、A101、UCZである。
しばし確たる市場のリーダーであるBİMにとって、現在最も強力なライバルはウルケルだと見られている。買収の結果、一瞬にして店舗数が2500に近づいたウルケルグループのショック(Şok)とDiaSAは、業界でBİMのすぐ後ろにつけている。BİMは3655という店舗数で、その高い地位をまだ保っている。
BİM 3655店舗
Şok+DiaSA 2463店舗
A101 2032店舗
UCZ 900店舗
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:小川まどか )
( 記事ID:29727 )