■イエメン:当国の人口増加率、世界最高平均の間で
2013年4月28日『アル=ハヤート』
【サナア:イブラヒーム・マフムード】
イエメンの政府報告書は、1988年から1994年にかけてのイエメンにおける人口増加率の年次平均3.5%が、1994年から2004年の期間で3%に減少したことが指摘された。イエメンの計画・国際協力省は国連開発計画と連携して発行した第四次国別人間開発報告書の中で「人口増加率が世界的に見て高い増加率と比べて依然として僅かしか減少していないのは、早期の結婚と出産率の増加の結果だ」と強調した。
また同省は、2011年から2012年にかけての失業率の増加について「2011年の間にイエメンで発生した突然の政治危機により、ほとんどの投資プロジェクトがとん挫あるいは中止した結果である」との見解を示したほか「毎年、労働市場に新規参入する国内の若者の数が増えている一方で、若者、その中でもとりわけ貧困者の失業率が増加している」ことも指摘した。
同報告書ではイエメンの若者について「模倣する傾向にあり、新しく創造することをせずに既存のものを受け入れている。また多くの若者による数学教育離れもあり、彼らは、カート(覚醒作用のある植物の葉っぱ)を噛むことや喫煙といった行為をすることで暇な時間をつぶすことを好んでいる」と見なしている。
そして「教育政策のための健全な統合、労働市場の需要に合うような職業訓練、そして自営業文化及び自己雇用の促進」の必要性を強調した。
(後略)
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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:29781 )