エジプト:「アル=フスースでの騒動に火をつけた」として31名を起訴
2013年04月28日付 al-Hayat 紙
■エジプト:「アル=フスースでの騒動を先導」の容疑で31名が起訴
2013年4月28日『アル=ハヤート』
【カイロ:本紙】
エジプトの検事総長は昨日(28日)「宗派紛争の先導」の疑いにより31名の容疑者を刑事裁判所に送検した。この背景には、約ひと月前に起きたアル=フスース地区(カイロ北部)での衝突がある。この衝突でコプト教徒5名とイスラーム教徒1名が死亡した。一方ワクフ省は教会が被った激しい攻撃に資金を提供した。
検察は送検者らに対し以下の容疑で訴えた。「乱暴な行い、暴力の行使、不認可の武器所有、公共の安全の混乱、安全な市民らを慄かせること、宗教の軽視、騒乱の先導、その他に殺人とその企て、公共・私有施設への侵入」の容疑である。バンハーにある刑事裁判所での彼らの裁判の期日が、数日中に決められることになっている。
さらにワクフ省は昨日(27日)の声明で、教会の尊厳を尊重する必要性を強調し、教会を襲撃した者らは「イスラームとは関係がない」ことを確認した。同氏は「イスラームは信仰の館(ここでは教会の意味)への襲撃を断じて禁じ、その保護と保全を呼びかけるものである。なぜなら信仰の館は神の住まいであり、その尊厳の侵害し、治安を脅かすことは許されないことだからだ」と述べ「イスラームは、イスラームを害するこの罪深い振る舞いについて完全に潔白だ」と指摘した。
(後略)
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:幸瑞 )
( 記事ID:29782 )