奨励策を受け、シャンルウルファへの投資需要が爆発的に増加した。シャンルウルファ県のジェラレッティン・ギュヴェンチ知事は、投資家が市で行う投資の総額が5億リラに達したと述べた。
シャンルウルファ県のジェラレッティン・ギュヴェンチ知事は、奨励策の影響により、県で投資を行うことを望む人の投資総額が5億リラに達したと話した。 ギュヴェンチ知事は、「出された最新の奨励策により、投資の観点から最も魅力的な県はシャンルウルファ県となった。この県で投資を行うことを望む投資家の投資総額は5億リラに達した」と述べた。ギュヴェンチ知事は以下のように続けた。
「この県は最も魅力的で、投資に最も適した県のうちの一つだ。安心の観点からも、投資家にとって必須の、重要な交通・通信、そして人材の観点からも、シャンルウルファは最も魅力的な県の一つだ。また地理的な面を見ても、この県は中東に開かれた窓である。中東が完全に平和になれば、この都市はトルコだけでなく地域全体の魅力の中心になる。豊かな農業と観光のポテンシャルにより、この最も強力な候補となっている。」
■望みはギョベキリテペ
シャンルウルファが重要な観光都市であるとしたギュヴェンチ知事は、ギョベキリテペの発掘により、全世界の目がシャンルウルファに向いたと話した。ギュヴェンチ氏は以下のように述べた。
「ギュベキリテペで発見された世界最古の神殿は1万1500年前のものだ。学者はギョベキリテペを、歴史的発見とみている。近い将来、この県は世界的な観光地となる。我々は2世紀に描かれたモザイクが展示される博物館を建設している。この博物館はトルコで最大のものになる。」
ユネスコの世界遺産暫定リストに含まれる、1万2千年前の記念碑的建造物で注目されるギョベキリテペには、国内外から毎年多くの観光客が訪れる。
シャンルウルファ商工会議所のサブリ・エルテキン会頭は、県民総所得が100億リラの水準に達したとし、「政府は2023年に一人当たり国民総所得を2万 5千ドルにすることを目標にしている。高い出生率と移民の受け入れにより、シャンルウルファ県の人口は年に3.3%増加している。2023年に人口が 250万人を超える。県民総所得も1150億リラに達する」と話した。
シャンルウルファに既製服組織産業特区が設置される。特区は5000人の雇用を提供する。トルコ輸出業者協会の既製服部門委員会は、シャンルウルファに集団方式で当部門を対象とした生産基地を作っている。
■「既製服組織産業特区」軌道に乗る
シャンルウルファ組織産業特区は、既製服組織産業特区という名前で作られる。およそ5000人の雇用を提供するとみられる特区は350,000m2の土地で始められ、需要に応じて700,000m2まで拡大できる。投資家は土地のためには出費しない。
■経済は農業に依存
・南東アナトリア計画(GAP)の中心に位置するシャンルウルファでは、人口の7割が農業に従事。
・トルコで灌漑可能な土地の10%はシャンルウルファにある。
・シャンルウルファの農家に201?年に6億9300万リラの寄付による支援が与えられた。
・GAP活動計画に含まれる都市では、50頭以上を持つ畜産業者への投資に対して35-40%の寄付による支援が行われている。
・シャンルウルファは南東部の工業化でガズィアンテプに次ぐ二番目に位置している。
・トルコで生産される綿の4分の1(42万トン)はシャンルウルファで生産されている。
・産業の分野別内訳において、上位二つを40%の食料品と29%の繊維製品が占めている。
・企業の33%が零細企業、61%が小企業、5%が中企業、1%が大企業である。
・組織産業特区には345の区画がある。そのうち64は投資家に割り当てられた。
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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:29839 )