アルジェリアとチュニジア両国の「ジハード主義者」の会合開催の情報をうけ、アルジェリアがチュニジア国境に軍を展開
2013年05月07日付 al-Hayat 紙

■アルジェリア:同国とチュニジアの「ジハード主義者」の会合開催の情報をうけチュニジア国境に軍を展開

2013年5月7日 『アル=ハヤート』

【アルジェリア: アーティフ・カダーダラ】

アルジェリア・チュニジア間の国境付近の消息筋によると、アルジェリア軍の強化が大きく、チュニジア国境付近の森林地帯へと向かわざるを得なくなったという。その一方で、治安筋は(アルジェリアとチュニジア)両国間の「ジハード主義者」の幹部会合について語った。このことは、チュニジア西部の武装勢力とアルジェリアの「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ」の関係性を裏付けるものだ。

同情報は「アル=カーイダ」の下部組織に属する武装集団のアルジェリア東部の3県(バトゥナ県、ケンシュラ県、テベサ県)での活動について語ったが、アルジェリアの治安局は、チュニジアの「ジハード集団」とアルジェリア内の「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ」に属する分子の間で協力関係があるのではないかと示唆した。なお、チュニジアの「ジハード集団」はチュニジアのアル=カスリーヌ県のアッ=シャアンビー山にいるという。アルジェリア内の「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ」に属する分子は、アウラス地域(バトゥナ県、ケンシュラ県にある山岳地域)へと続くアッ=シャルキー回廊を通じて活動しているという。

アルジェリア政府は、ザイン・アル=アービディーン・ベン・アリー(前大統領)の時代から幾度となく協力要請を行っているにもかかわらず、チュニジア政府が当該地域での治安課題について、チュニジアとの対応が遅れているとみなしている。なお、ベン・アリー政権は2011年初めに崩壊した。

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( 翻訳者:小島明 )
( 記事ID:29901 )