自動車市場の混乱:中国製部品によるノックダウン生産、取り締まるすべもなく
2013年05月08日付 Hamshahri 紙


車市場の混乱に乗じて、いくつかの自動車製造会社は、CKD方式[※1]で中国製の車部品を輸入し、これらの車を少なくともイラン国産車を上回る価格と品質で、ほかに選択肢のない消費者に提供している。

※訳注1:[Complete Knock-Down(コンプリート・ノックダウン)の略。部品単位で輸送して組み立てるノックダウン生産方式の一種であるが、より細かく分解された部品単位で輸送される。

自動車価格設定に関わるルール設定に関する競争委員会での承認事項と、すべての自動車製造会社がこのルールに則って価格を設定する義務があるにも拘らず、競争委員会に権限がないことや車市場を監視する組織がないことなどから、車部品組み立て業者らは価格設定ルールやこれらの車を適正な価格で販売した後のアフターケアやサービスについて、いかなる返答もしないという事態になっている。

競争委員会委員長は、ファールス通信に次のように語った。

「これら自動車のセクトラル・インフレ率[業種別インフレ率]が発表され、来週末までに輸入自動車価格が明らかになるまで状況を見守りたい。」

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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:29927 )