エジプト:ナイル川流域諸国間での協調、すべての当事国の利益原則の実現を望む
2013年05月26日付 Al-Ahram 紙
■エジプト:ナイル川流域諸国間での協調、すべての当事国の利益原則の実現を望む
2013年5月26日『アル=アハラーム』
【本紙】
ムハンマド・ムルスィー大統領は日曜日(26日)エジプトが、ナイル川流域諸国間での協調、すべての当事国の利益原則の実現、そして、あらゆる流域諸国に対して損害を被ること抜きに、開発プロジェクトや取り組み強化を行うことを望むと確証した。
そのことは、ムルスィー大統領が日曜日午後、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と会談を行った際に言われたことだ。アディスアベバで開かれたアフリカ・サミットとは別件だ。そこでは、両大統領がさまざまな分野における協力の方向性、農業、採掘、水資源、灌漑(かんがい)の分野における協力についての提案を協議した。
ムルスィー大統領は、ケニヤッタ大統領が大統領に就任したことを祝い、本会合を始めた。一方で、ケニヤッタ大統領は、自身の選挙結果の発表後に、ムルスィー大統領が送った祝辞、およびヒシャーム・カンディール首相を就任祝賀会に出席させるために派遣したことについて、感謝の意を示した。
ムルスィー大統領は、モガディシオにエジプト大使館が移転したことについて言及し「われわれは、この決定の実施に関して、ソマリアに対する教育、衛生、人間開発の分野の支援に加えて、エジプトの存在を強化することが目的だ」と述べた。
以上のことに先立ち、ケニヤッタ大統領は、ムルスィー大統領に対してケニア訪問の招待を向け、カイロを近々訪問することを約束した。
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:30100 )