BDPデミルタシュ党首、「アレヴィー虐殺」スルタン・セリムの名を批判
2013年05月29日付 Yeni Safak 紙
CHP(共和人民党)ケマル・クルチダルオール党首に続き、ブリュッセル滞在中のBDP(平和民主党)セラハッティン・デミルタシュ共同党首からも、着工されたイスタンブルのヤヴズ・スルタン・セリム橋の名称に対する反発の声が聞かれた。デミルタシュ党首は、橋の名称を「レジェプ・タイイプ・エルドアン橋」にすべきだと主張した。
EU当局との会合のため2日前よりブリュッセルに滞在中のBDPセラハッティン・デミルタシュ共同党首は、第3の橋の必要の是非を検討するべきだと述べた。デミルタシュ党首は、「名称よりも、このプロジェクトが引き起こした自然破壊、生み出すことになる用地代、これらすべてが、イスタンブルにとって新しいハンディキャップとなっていくであろう。名称の件については、私に言わせればレジェプ・タイイプ・エルドアンの名をそのままつければより意味をもつ。本人の代表作となる。トルコ最後の王として彼自身の名前を付けたほうがいいだろう。あんなにして歴史を振り返る必要もない」と話した。
■「アレヴィーの国民は、あの橋を渡るときに何を感じるか?」
デミルタシュ党首は、イスタンブルで着工されたボスポラス海峡第3の橋において名称選択が誤って行われたと考え、「ヤヴズ・スルタン・セリムは、全トルコ共和国国民の視点で同じ熱狂を、同じ興奮を感じさせるものではない。あるアレヴィーの国民に尋ねてみるといいが、ヤヴズという名が何を意味するだろうか。彼らの歴史的トラウマにおいてそして過去において何を示しているのか、尋ねてみるがいい。アレヴィーの国民は、あの橋を渡るときに何を感じるだろうか?」と発言した。
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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:30138 )