日曜日のトルコでは、タクスィム・ゲズィ公園運動を支援のため、アンカラ、イズミル、アダナで集まった人々に、警察隊が介入した。アンカラではデモ隊との衝突があり、100人以上が逮捕されアンカラ警察に連行された。CHP議員の一人も、デモ隊と一緒にバスにのり、アンカラ警察署に向かったという。
■アンカラ
タクスィム・ゲズィ公園運動を支援するため、昼頃にクズライに人々が集まりはじめた。デモ隊が車の交通を妨害したため、広場への道を警官隊が封鎖した。警察はデモ隊に介入し、今日も、500人以上の逮捕が発表された。
ここで、しばらくシュプレヒコールを叫んでいたデモ隊は、アタテュルク大通りと国民解放戦線大通りを通って、首相府にデモをはじめた。首相府の周辺でバリケードを作ったデモ隊に対し、警察は放水をし、催涙ガスを使用した。
あるデモ参加者が、手にもっていてトルコ国旗を、装甲車(TOMA)に飾ることを求めると、機動隊の警官らは、それを実行した。警察がトルコ国旗を装甲車に掲げると、グループの人々は拍手をした。警察は、国民解放戦線大通りのグループが投石をはじめると、放水車で対応した。一方、催涙ガスの被害をうけた人々は、かけつけた救急車で病院に運ばれた。
■イズミル
警官がおいかけて捕まえたデモ隊の一部は逮捕されたが、その際に棍棒で応戦していた。一部の機動隊員が、海岸にすわっていた女性の髪の毛をひっぱったのも目撃された。ギュンドードゥ広場で衝突がおきると、デモ隊を支援する人々の数は増え、夕方6時半には、1万人に達した。
イズミルでギュンドードゥ広場でのデモをしきっているグループのひとつは、再び警官隊のいるバスナネ広場に向かって更新した。警官隊が、アラサンジャクへの通行を阻止し、このグループに介入した。デモ隊と警官隊の間での緊張は続いている。
■アダナ
アダナでの衝突がおきた場所の主たるところは、ガーズィーパシャ、スラル通りと、トゥルグト・オザル通りだ。そこには救急隊が必要なほどだという。アダナで昨日逮捕され人々の釈放をもとめ、今日(2日)夕刻5時アビディン・ディノ公園で記者会見が開かれる。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:30188 )