ラクダのミルクの泡が、美を探求する湾岸女性たちを惹きつける
2013年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ラクダのミルクの泡が、美を探求する湾岸女性たちを惹きつける
2013年6月2日『クドゥス・アラビー』
【ドバイ:本紙】
ラクダの牧童たちは、ラクダのミルクそのものよりも、ミルクの泡に対する需要の方が多くなる日が来るとは夢にも思わなかっただろう。
具体的には、ここ最近のメディナ市内のラクダの遊牧・繁殖エリアには、肌をなめらかにし、ピーリングを施すレシピとして使用するためにメスラクダのミルクの泡を買いに来る女性客が押し寄せている。ことはそれだけで終わらない。女性客が増加し、彼女たちが美容を目的として泡を使っていることに牧童たちが気づくと、ミルクの泡の価格は100リヤルを超えるまでになった。
メディナ北部にあるラクダのミルク販売所の一つに、実際に向かった『ウカーズ』紙によれば、そういった場所の一つではラクダのミルクの泡を買い求める女性客を運ぶバスが長蛇の列をなしていたと指摘されている。
この流れで『ウカーズ』紙のレンズは、ラクダのミルクの泡を買うためにメディナを訪れる女性客たちを観察した。彼女たちは、ミルクの泡を手に入れると、それを顔や首に塗る。そうすることが肌を美しくするためには非常に有益である、というのが彼女たちの信念だ。
『ウカーズ』紙はインドネシアから来た女性客にインタビューを行った。その女性はラクダのミルクの泡は肌の多くの問題の治療に役立つのだと説明してくれた。彼女は、実際に自分の身内にはラクダのミルクを試した女性がたくさんいるのだと、言を強めた。さらに、何人かの女性は泡を買うためにラクダのミルクの販売所にいこうとするが、男性はミルクを飲むのに夢中だという。
その女性は、自分の行きつけの販売所にはアジアのさまざまな国から来る女性客がたくさんいるのを見た、と話した。女性は、それをひと箱あたり100リヤルで購入するが、その箱というのは水の入った小さな器に入れられている。その女性は、ラクダのミルクの泡はその効果があるかどうか立証するために繰り返す価値のある美容体験だと付け加えた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:岸本聖美 )
( 記事ID:30209 )