シリア:ダマスカスのロシア大使館近くに迫撃砲弾5発が着弾
2013年06月05日付 al-Hayat 紙

■ダマスカスのロシア大使館近くに迫撃砲弾5発着弾、自由シリア軍が制圧した検問所への空爆で複数が死亡

2013年6月5日『アル=ハヤート』

【ロンドン:本紙】

シリア南部ダラア県郊外のアン=ヌアイマ市で、自由シリア軍が数日前に制圧した「アル=ブランス」検問所に対する空爆で、反体制武装集団の戦闘員少なくとも10人が死亡した。ダマスカス県では、反体制武装集団が、ロシア大使館と治安機関拠点に向けて迫撃砲を発射する一方、シリア軍はシリア中部のアル=クサイル市各地域に空爆を行った。

シリア人権監視団によると、昨日、アル=クサイル市北部での軍およびヒズブッラー戦闘員との戦闘で、反体制武装集団の戦闘員1人が死亡、同市は激しい砲撃に曝され、甚大な物的被害を被った。同監視団はまた、ヒムス県郊外でも軍事作戦の輪が広がったと指摘、砲撃は遺跡で知られるタドムル市(パルミラ)、カルア・アル=ヒスン市に及んだ。さらにヒムス市アル=ハーリディーヤ地区も激しい空爆に曝された。

ヒムス県に隣接するハマー県郊外では、ウカイラバート村に対して戦闘機が空爆を行い、農作物が消失した。一方、反体制武装集団は、グラード・タイプの迫撃砲2発をハマー軍事飛行場に対して撃った。

シリア人権監視団によると、シリア北西部のイドリブ県郊外にあるアッ=タマーニア市も砲撃を受け、男性1人が死亡、1人が負傷した。一方、反体制武装集団は、ハマー市とアレッポ市の間に位置するマアッラ・アン=ニウマーン市に近いアル=ハーミディーヤ軍事基地を攻撃した。

(後略)

シリア情勢に関しては「シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記:シリア情勢(2011年~)」も参照ください。

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( 翻訳者:青山弘之 )
( 記事ID:30221 )