レバノン:外相「ヒズブッラーは政党であって、テロ組織でない」
2013年06月05日付 al-Hayat 紙
■マンスール外務大臣:ヒズブッラーは政治組織であって、テロリストではない
2013年6月5日『アル=ハヤート』
【n.d.:本紙】
レバノン暫定内閣のアドナーン・マンスール外務大臣は昨日(4日)ヒズブッラーがレバノンの国民的・政治的構成にとって不可分であり、イスラエルという敵に対する愛国的なレジスタンスに帰属し、その攻撃に今も対峙(たいじ)しているとの見方を示した。同外務大臣はまた「ヒズブッラーが政党であり、テロ政党だとの前提のもとに同党に対処することは決してあり得ない」と述べた。
マンスール外務大臣は昨日、アラブ連盟の緊急外相会議に出席するための外交使節団の団長としてカイロに向かった。同会合ではシリア情勢の進捗(しんちょく)や中東地域への影響に関する審議が予定されている。
外務大臣は「この会議でレバノンとしてあらかじめ議題として提起することは特にない」と明言した。
アル=クサイル(シリア)での戦闘に参加するヒズブッラーの問題が提起される可能性に関して、外務大臣は「いかなる問題に対しても審議はなされる。(ヒズブッラーの問題が)提起されれば、われわれはこの問題に関して発言する」とだけ述べた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:青山弘之 )
( 記事ID:30222 )