■カイロをはじめ全国的に停電と渇水が続く…危機対応のために政府の集中審議を開催し、行政サービスの向上を緊急決定
2013年6月5日『アル=アハラーム』
【n.p.:スアード・タンタウィー、アッ=サイイド・ヒジャーズィー、イスラーム・ファラハート、アラー・アブドゥッラ―】
ヒシャーム・カンディール内閣は48時間前から、河川断流、水路の水量や飲料水の減少など、内閣が直面する「夏の危機」を議論するため、複数の会合を継続的に行い、カイロ県をはじめとする全国の県では停電と渇水という難題に対処しようとしている。
複数の内閣筋によると「首相は関係各省に対し、危機の影響に対処するために緊急に講じるべき決定や措置の策定に向けて継続的な会議の開催を提言する」という。
電気部門では、電気省が国内の多くの市町村における危機に対処する努力をし、現在国内の電力網はわずかに改善しているが、気温の上昇を受けて依然として電力の負荷率上昇や(電力使用に関する)違反といった問題に直面している。国立電力管理センターは、おとといの電力の負荷が2万6,300メガワットで、電力網の稼働状況を踏まえると、負荷が3,200メガワット軽減したと観測した。また技術者のアフマド氏は電気エネルギー相に対して、電力管理センターについての説明を行い、学校や医療機関がある地域では停電が発生しないよう考慮に入れるべきだと述べた。
また同省のアクサム・アブールアラー第一次官兼報道官は「国民と労働者の違反は、電力網を大いに脅かし、アル=ワリーディーヤ、アッ=サーリヒーヤ、カイロ北部、そしてヘリオポリスの発電所の操業停止となった」と述べた。
同氏は「昨日、電力網の機能不全に対する改善策を行った。その結果、現在は電力網は比較的落ち着いている」としたうえで「また採用試験に落ちた労働者たちが昨日閉鎖したアイン・アル=スフナ発電所は、抗議する労働者たちと経営者側が交渉に入り、閉鎖が解除されたことで、運転を再開した」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:今井花南 )
( 記事ID:30233 )