「自由シリア軍」は北部にて「反撃」を継続…政府はヒムス県を「慎重に」進軍
2013年06月13日付 al-Hayat 紙


■「自由シリア軍」は北部にて「反撃」を継続…政府はヒムス県を「慎重に」進軍

2013年6月13日『アル=ハヤート』

【ロンドン:本紙】

反体制派戦闘員らは昨日(12日)、アレッポ県郊外に援軍が到着した後、シリア北西部と北東部で「反撃」を続けた。アレッポ県郊外では政権が部隊を呼び寄せ、さらに大規模な軍事作戦に備えている。政府軍とその支持者らは、シリア中部の支配権奪還のためヒムス県内の各所を「慎重に」進軍した。

アレッポ県北東部に位置する「マング」軍事飛行場への突入作戦を指揮する現場司令官は、政府軍の兵士らが降参するよう、彼らに「最後通告」を渡したと述べた。同司令官は、政府軍の手にある反体制派の「囚人と交換するために、彼らをアル=ファタハ旅団に受け渡す」と兵士らに約束した。

反体制派戦闘員らは同飛行場内の軍事的拠点を制圧し、司令部本部にまで接近した。「シリア人権監視団」は「アル=ムハージル―ン・ワ・アンサール旅団」が昨日、(マング)飛行場の「広範な部分」を制圧した後、同飛行場から撤退したと報告した。また反体制派6人が、飛行場内で戦車による砲撃を受けた直後殺害されたと報告した。政府軍は反体制派の進軍を止めるため「マング」周辺に地対地ミサイルを撃ち込んだ。

アレッポ県北西部では、マアッラ・アル=アルティーク市で(反体制派の)戦闘集団と政府軍との間で衝突が生じた。この衝突で「自由シリア軍」は2台の装甲車両を破壊し、多くの政府軍の兵士を殺害した。反体制派の戦闘員らは多数のミサイルを用い、ニブル市とアッ=ズハラー市にいた政府軍の集団を狙った。両地区にはシーア派の市民が居住している。また反体制派戦闘員らは、アッ=ザアラーナ村にも砲撃を行った。同村は東部郊外のアッ=サフィーラ市にあり、(同村では)死傷者に関するニュースが飛び交った。

「シリア監視団」は、複数のヘリコプターが反体制派武装集団の集中する地域を空爆したと述べた。これらの武装集団は、シリア北東部のラッカ県にいる第17師団を包囲していた。同監視団は、戦闘集団の隊員らの中の負傷者に関する情報の中でこれらのことを報告した。またアッ=タバカ軍事飛行場の入り口付近で激しい衝突が生じ、両当事者から複数の死者が出た。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:30370 )