14日~15日未明に首相に面会した芸術家、「タクスィム連帯」代表
昨晩(14日~15日未明)に首相が行った芸術家か市民団体の代表との3時半の会見ののち、今後のプロセスについて4段階の決定がなされた。
それによると、第一段階として政府はゲズィ公園については、裁判所の最終決定を待つ。もし裁判所が計画を否定する判決を出した場合は、計画は凍結される。肯定の場合は、住民投票(plebisit)が行われ、イスタンブル市民の意見が聞かれる。どのような結果がでても、その結果に従う。
第三段階としては、首相に面会した16人の代表が、デモ隊に対し「そろそろ解散のとき」との呼びかけを行い、警察の介入なしに、自らの意志で撤収の方向での提案を行う。もし、この第三提案が成功裡に目的に達したならば、日曜日に、ゲズィ公園にて、ピクニックと祭典が行われる。その後、デモ隊はそれぞれの家路につく。
■「扇動的なハッシュタグは、事件の前に取得されている」
昨晩の芸術家、タクスィム連帯プラットフォームメンバーとの会合で、首相は、デモ参加者(の一部)が外国と関係をもっており、「非常に深刻な組織的動きがある」と述べたことがわかった。この件では、ツイッター上での事件の拡大におおきな役割を果たした#occupygeziというハッシュタグが、事件の始まる2日前、5月25日に取得されている、という例をあげて説明したという。
一方、会見した芸術家らが、土曜(15日)、日曜(16日)に予定されている(AKP支持者の)集会の中止を要請し、首相はそれを受け入れなかったことがわかった。首相は、トルコや世界の世論に対し、トルコの本当の姿はタクスィムだけではないかことを示したいと強調したという。得られた情報によると、エルドアン首相は、「みなが、この若者らに対し、様々な組織へ誘導しようとした。私たちは、彼らに答えなくてはならない」といったという。タクスィム連帯プラットフォームメンバーは、以前にアルンチ副首相に提出した7項目の要望をエルドアン首相に手渡したが、首相はそのリストをうけいれられないとしたという。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:30439 )