公正発展党(AKP)副党首兼政府報道官であるヒュセイン・チェリキ氏は、タクスィムのゲズィ公園で行われたデモ隊排除の動きに関して、「申し訳ないが、この政府は治安を守る義務がある」と述べた。
チェリキ氏はあるテレビ局に対して、デモ隊がAKPに危害を加えることを目的としていると述べ、次のように語った。「人々がもしAKPに危害を加えるためにこのような事をしているとしたら、その人たちは自分達の国、そして自分達の子孫の未来に対してその行為を行っているということを知るべきだ。申し訳ないが、この政府は人々の安全を守る義務がある。」
■「トルコがもし民主国家でなかったら、これらの事態には耐えられなかった」
チェリキ氏はトルコがもし民主国家でなかったら、デモ運動がここまで長引くことはなかっただろうと述べ、「首相が耐えているといっていたのはこのことだろう。これら全ての善意と寛容さにも関わらず、誰もこれを理解していない。トルコがもし民主国家でなかったら、これらの事態が容認されるわけがない」 と語った。
■「暴力行為は人々が生活を失う原因となる」
チェリキ氏は、海外メディアにおいて事態が大げさに報道されているとし、「暴力行為は、今日まで人々が命を落とす原因となってきた。スペインのメディアはこれまでの出来事を大げさに報道している。去年スペインよりも多くの観光客がトルコを訪れたといわれている。私は警察が喜んでこのような[デモ隊への]介入を行うとは 思えない」と語った。チェリキ氏はイスタンブルにおいて政党のミーティングを行うことを明らかにし、中止となることはまずないと述べた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:30496 )