ビュレント・アルンチ副首相は、「閣議でエルドアン首相と対立し辞表を提出したが、ギュル大統領に説得された」という報道をきっぱりと否定した。
アルンチ副首相は、「陰謀」と位置づけた今回の報道について、ゲズィ公園の事件に端を発するシナリオの続きであると述べた。「私が閣議を退席し、大臣を辞任して離党するだとか、周りの大臣が考え直すよう説得しただとか、最後は大統領が間に入って慰留したなどという話はまったく根拠のないものだ。」
昨日、広報担当官を通じて発表した書面による発表によると、閣議では多くの議題に並んでゲズィ公園の問題も話し合われ、国民投票以外の解決策が議論されたという。ま た以下のようなコメントが出された。「今回の報道は、ゲズィ公園の事件の間にメディアの一部で頑なに取り上げられているシナリオの続きである。このシナリオは、大統領や首相と私の間に諍いを起こそうとするものだ。首相を『孤立させ』『悪く』見せようとし、党を分裂させようと画策された汚いシナリオだが、何 の影響力も意味もないことを強調しておく。大統領も首相も政府も強い調和と献身の精神で国と国民のために働いている。トルコの発展を妨げようとする、我々が直面する全てのごまかし、シナリオ、策略を、国民の支援とアッラーの助けのもとに一つ一つ乗り越え、これからも乗り越え続けていく。我々の同朋意識、融和、結束を崩すことは誰にもできないだろう。」
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:30516 )