サイバー空間での大統領選挙戦(3):白熱するソーシャルメディア
2013年06月11日付 Jam-e Jam 紙
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ジャリーリー
「サイバー選挙対策本部」 より
選挙の公式的な場ではほとんど見られない、大統領選挙[という正三角形、あるいは、正方形]のひとつの辺は、インターネット上で見ることができる。ソーシャルメディアを注視している有識者らは、ネット空間とソーシャルメディアというパン釜が、大統領選挙のなかで最も熱いところだと確信している。
ネット空間の場にはほとんど制約がないため、ソーシャルメディアではユーザー間の政治と選挙に関わる真剣な論戦が、活況を呈している。最近の統計に基づいて発表されたユーザー数は、1700万人にものぼるという。
ソーシャルメディアのユーザーは公式メディアやニュース・サイト、[政党などによる]政治サイトの更新も待たず、昼夜の別なく、言うまでもなく批判と共感をない混ぜにしながら、選挙に関するあらゆる事柄―ある候補者の演説中の失言から、また別の候補者のスーツの色、フレームのないメガネ、言葉のアクセントまでを話題にしている。
テレビ討論やある候補者の[テレビでの]
政見ドキュメンタリー の放送後、あなたが選挙の候補者らに関する何千ものフィードバックや意見に触れようとするなら、ほんの少しインターネットをのぞいてみるだけで十分なのである。
確かに、最近ネット上のあらゆる日常的なやりとりは選挙の話題で持ち切りだ。ネット空間における選挙の話題が極めて多様であり、刻々と更新され文字化されていくことは、こういった情況で選挙の脈がますます勢いよく興奮の度合いを増しながら刻まれる要因となっている。もちろん、節度を越えた発言もネット上では少なくはない。
ネット上での政治の議論は、今この瞬間も行われている。各候補者の多くの支持者らは、[自分の支持する候補者への]切り崩し策に回答するために、サイバー空間において組織化され目的をもったグループを形成している。
大統領選挙の候補者らの中では、ジャリーリー、ガーリーバーフ、レザーイー、ロウハーニーなどが、ソーシャルメディアのユーザーから特に注目を浴びているようだ。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
サイバー空間での大統領選挙戦(1):ソーシャルメディアの台頭とネット世論調査
サイバー空間での大統領選挙戦(2):どのサイトがどの候補者を支持するか?
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( 翻訳者:8411139 )
( 記事ID:30543 )