穏健派候補は女性たちの味方?(1):「女性省」創設を提案
2013年06月13日付 Mardomsalari 紙
ファールス通信HPより
イランの女性たちは、さまざまな公約が実行に移されなかった30年間を経て行われる今回の第11期[大統領]選挙で、女性たちの問題を現実的な政策の形で実行に移してくれる政権が組織されることを待ち望んでいる。こうした中、多くの期待の目が、穏健派候補[ロウハーニーを指す]に向けられているのだ。
ニュース・サイト「ファルヤードギャル」[※1]によれば、共和国大統領第11期の選挙まで、残すところあと1日となった[原文まま]。
※訳注1:「ファルヤードギャル」は昨年夏に開設された改革派系ニュース・サイト。先に行われた大統領選挙の投票日の夜、突然、当局によってフィルタリングされ、アクセス不能となった。
選挙活動が盛り上がったこの数週間に、候補者らは社会の半数の人々、つまり女性たちのためにも公約を提示した。これらの中で最も興味深いのは、「女性省」の創設である。
改革派の人々が支持する候補者[ロウハーニーを指す]が掲げた計画だ。
「女性省」の創設は、[1979年革命以来の]過去30年、実現にはほど遠く、改革派政権の8年間[1997-2005年のハータミー政権を指す]でさえも、話題にはのぼらなかった。女性は政府の高い地位に就くべきではなく、ましてや女性のための省の創設 などもってのほかだというのが通例だ。
第10期政権[第2期アフマディーネジャード政権]では、
初めての女性閣僚が登用されたが、6ケ月ほど前に解任され、職責を最後まで全うすることはできなかったのである。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
つづき
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:8411139 )
( 記事ID:30571 )