EU加盟交渉、第22条項交渉条件付き開始へ―危機回避
2013年06月26日付 Radikal 紙

EU(欧州連合)外相理事会は、トルコとの加盟交渉において第22条項の交渉開始を承認した。交渉開始は10月に発表される「進捗報告書」次第となっている。

EU外相理事会は、ルクセンブルク会議でトルコとの加盟交渉において第22条項(地域政治と組織仲介調整)の交渉開始を承認する一方、正式な開始を10月とした。欧州委員会が改革と人権に関し10月9日に発表する「進捗報告書」により、EU主要国が交渉開始日程を決定する。

オーストリアのミヒャエル・シュピンデルエッガー外相は、表現の自由とデモの権利を含む市民の基本的権利をEUがどのように扱うかについて、トルコに試験期間を設けたと述べた。スイスのカール・ビルト外相は、長い間まったく条項についての交渉がなされなかったことに触れ、(条項開始の)時期はさほど重要な問題ではないとした。リトアニアのアンタナス・リンケヴィチェス外相はというと、トルコとの交渉プロセスにおける今までの努力を無駄にしてはならないと説明した。ゲズィ公園のデモで起こったことに触れ、トルコでの出来事が自分たちを不安にさせたとしたリンケヴィチェス外相は、進展が滞っている加盟プロセスを守ることが重要であるとした。ルクセンブルクのジャン・アッセルボルン外相は、条項の開始のために設けられた期間は、トルコ関係者が自国で起こった出来事について考え行動に移すための有効な時間となると説明した。

アフメト・ダヴトオール外相は、EUの決定に関し次のように評価した:

「文章上では、条項交渉開始の決定に繋がっているのが明白に見て取れます。他の技術や手続き上の会議が双方にとって適当な時間枠で、特に進捗報告書と並行に行われることが決定しました。重要なのはこのような決定が取られること、そして後戻りできない決定により条項交渉の開始が承認されたという事実です。さらに合意をとりながら、この条項だけでなく他の条項についても交渉は続きます。」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:30589 )