ビュレント・アルンチ副首相は、フェトフッラー・ギュレン氏がタクスィム広場ゲズィ公園抗議運動に関し「無法者やその類の事柄を、良い意味の形容として、誰にもあてはめてはならない」と発言したことを論評した。
昨晩(6月27日)サマンヨル・ハベルに出演したアルンチ副首相は、ギュレン氏が緊張緩和に向けた発言を行ったことについて、非常に適切な発言だと評価した。アルンチ副首相は、同氏が自分達の進むべき道を示し、目覚めさせてくれたと言い、「ギュレン氏の一挙手一投足に注目している。アッラーも喜ばれますように。我々に道を示し、目覚めさせてくれた。灯台の如く進むべき路を照らしてくれた」と述べた。
アルンチ副首相は、無法者やその類の表現を、良い意味の形容として、誰にも当てはめないこと、彼らを誇り高き者とは冗談でも呼べないとして下記の通り述べた。「私が受けたしつけがそうさせている。我々は汚い言葉を発していない。迷信をよいもののように表現することは、純粋な心を誤らせる。我々は、誤った、根拠のないものを称賛することはできない。(したがって)彼らに敬意を払うことはできない。また我々は、彼らのことを大袈裟に取り上げ、人々の正常な思考を悪い方向へ誘導するようなことは出来ない。ギュレン氏が述べたように、今後あなた方[マスコミ]が無法者と呼ぶ人々は必ずや善導され、彼らの子がより品を備え、トルコにとっても良いことになろう」。
■トルコ軍内部規定35条の変更にエブレンの例
アルンチ副首相は、トルコ軍内部規定で予定されている変更に関する質問につき、以下の通り論評した。「9月12日クーデター[に関連して]裁かれている2名(ケナン・エブ レン氏とタフシン・シャヒンカヤ氏)は、自身の弁護において、共和国を護り、見守る役割が彼ら自身に与えられ、これが法的権利にもとづくものであると主張した。時に乱用されうる本条項を妥当なものに変える必要がある」。
■参謀本部との話し合い
「国防相、参謀本部と軍内部規定の変更について仔細検討を行った。彼らから明示的承認、同意があったのかどうか申し上げる状況ではないが、国防相、参謀総長と本件につき話し合いを行ったのは間違いなく、そのことは十分承知している。何も不都合はない。トルコ軍に関わる案件なので(彼らから)見解を得ることは正しいことであるが、政治的決断は我々政府が下す」。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:30599 )